校長あいさつ

校長あいさつ

 グロバリゼーションの急激な進行で、「国際化」というかって持て囃された掛け声すら陳腐化しています。個人vs社会、企業vs国家の関係も昔と様変わりしています。個人の価値観も多様化し、企業の行動原則も国境を超えたものになっています。社会環境の変化が加速化するこのような時代にあっては、人々はまず一人ひとりが<個としての力>をしっかり身に付けることが何より大事です。今日の教育における目的は「社会の歯車」を規格生産することにはありません。独立の意思を持つ、社会の変動に打ち克ってゆけるたくましい人格をいかに育てるかにある、と私は考えます。

校長あいさつ
 私は、学園の生徒たちに「考えるべきは、自分が充実した人生を持つにはどうすべきか、である。自分の幸せを実現するために、何を努力すべきかを考えなさい」と話しています。校長として自分の生徒には良き人生を歩んでもらいたいという‘親心’も当然ありますが、単に利己主義の勧めではありません。充実した幸せな人生を手に入れた人間は、家族、社会、そして国、さらには世界に感謝の気持ちをおのずから持ってくれる、と固く信じているからです。その気持ちから社会貢献への行動が生まれるはずです。

 私は、<強い社会>とは何かと問われれば、構成メンバーが‘金太郎飴’的人間でなく、個性も才能も多様であり、独立の気概を持つ<魅力ある個>としての人間が基盤とならなければならない、と答えるでしょう。本学園の創設者である杉浦重剛先生は「人は得意な道で成長すればよい」と教えました。創造性を持つ個性豊かな人間を育てたいという私の思いは、杉浦校祖の教えに通じるものです。

 <学力>はもちろんですが、生徒の<人間力>をもしっかり育てようという私の気持ちは、自分の生徒に、将来のどのような時代変化にもしっかり対応しながら社会のリーダーとして活躍でき、そして個人としても幸せな人生を歩んで欲しいという願いから来ています。