にちがく信条

にちがく信条
1.生徒の心とからだの安全を守る  2.生徒の知を涵養し学力を作る  3.生徒の個を尊重し自主・創造の実践力を育てる

私たち日本学園教職員が、どのような気持ちと考えをもって生徒と向かい合おうとしているのか―それを表したのが、上に掲げた「にちがく信条」です。

第1項は、ことさらに言う必要があるのかと感じられるでしょう。しかし私たちは、あえてこの自明の事柄を冒頭に掲げることにしました。こども(生徒)が心身ともに健全に成長できる(そして、する)―このことは生徒本人にとって基本的に大事なことであり、そして親にとって切実な願いであるはずです。昨今、いじめ問題が懸念を生んでいます。そういったことも含めて、伸び盛りだが不安定でもある生徒の心とからだを、私たちが、ご家庭とも協力して、あらゆる阻害要因から守り、本人が安心できる環境と状態で自己形成に励めるよう最善を尽くすことが私たちの出発点となります。

第2項は、これが学校の本分と考えます。生徒の知を慈しんで育みつつ、学力をしっかり身につけさせる。中学・高等学校の3年間、あるいは6年間はこのプロセスを履行する場として存在しています。生徒の将来志望につながる大学に、その他の道も含めてきちんと進ませるというのは、社会が中等教育機関に課した大事な役割分担だろうと考えます。学力を「作る」という少し強い言い方にしたのも、この役割をしっかり果たす、という私たちの決意の表明です。

最後の第3項は、120年の歴史を持つ日本学園が伝統としてきたものです。本校は自由闊達な校風のもとで日本社会のリーダーとなる幾多の優れた人材を世に送り出してきました。この教育理念は、これからの時代においてますます輝きを増すものと自負しています。

現在中学生、あるいは高校生の若者は10年後、20年後に社会の第一線で活躍することになります。そこでは創造性のある知恵をだし、かつ実践できるかが各人の能力評価の基準としてさらに重要視されます。日本学園では、創造する力と自己発信する力を育てる「創発学」を考案しカリキュラムに組み込んでいます。私は、自主・創造の実践力を培った生徒たちこそ、自らの未来を大きく拓くことになると信じています。