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「進路の実現へ向けて」 鈴木賢先生(社会科)

投稿日2018/10/24

10月23日(火)、2学期の中間試験が終わりました。生徒たちは、日頃の学習の成果を出せたのか、すっきりとした表情で部活動へ向かいました。
 高校2学年は、中間試験終了後、講堂に集合し進路行事を行いました。演劇型進路イベント「フューチャーライブ」を観ました。2つの演劇を通じて、進路について考えるという行事です。

 1つ目の演目は、「高校生と社会人の違い」です。高校生と社会人が会話をしながら、高校生が社会人の常識について考えるという内容でした。例えば、格好良い人間とは、高校生が見た目に注目したのに対し、社会人は「責任を果たせる人。」と内面に注目しました。電車の遅延への対応に関しては、高校生は「遅延証明を担任に提出すれば良い。」と判断したが、社会人は「多少到着時間が遅れても、みんなからの信頼を得るためには、まず電話連絡が必要。」と主張しました。二人の会話が、観ている生徒たちに、社会に出で元気に活躍していくためには、高校でどんな準備が必要かを考えさせる内容でした。

 2つ目の演目は、「大学受験の対策について」です。大学受験を控える高校3年生の後輩が、大学生の先輩より大学受験対策についてアドバイスを受けるという内容です。最初は、一般試験では合格しそうにないので、推薦試験で大学へ進学したいという話から始まります。学習への取り組みや大学へ進学してからの将来について考えると、学科試験の勉強が嫌だから推薦という選択は危険という判断になります。最後に演劇の解説の方より、生徒達に以下のようなアドバイスがありました。「自分はやれば出来る。」と心に言い聞かせながら、何も手をつけずにいるのは後悔をします。受験勉強をする時、得意科目ばかりに時間を回しがちだが、苦手科目から手をつけるべき。ただし、苦手分野を正確に把握していないと、苦手科目の学習に時間を多く使っても無駄になりかねない。受験勉強を始める時、まずは薄い問題集を何回も繰り返し、答えを覚えるほどやり込みましょう。

 生徒たちは、神妙な表情で演劇を観て、解説を聞いていました。今回の中間試験で、高校生での14回の定期試験のうち8回目が終わりました。いよいよ進路目標の実現へ向けての準備です。今日の進路行事が、生徒たちに良い刺激になれば何よりです。

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