職員室

リレートーク

にちがくの教職員によるリレートーク
~学校生活、そして日常を語り繋ぎます~

2017-11-18

本校では年間3回の数学検定(実用数学技能検定)を学内で実施しています。本校では、創発学のみならず、ありとあらゆる場面で事前学習、事後学習を行います。当然、数検でもその限りではありません。事前に過去問を解き、既習範囲の復習と、未修範囲の発展的学習を数学科の教員だけでなく、クラスメイト、先輩からも教わり、教え合いながら合格を目指しています。

数検では、中学1年生終了程度が5級、中学2年生終了程度が4級、中学3年生程度が3級となっており、各学年が終了した段階で、学年に見合った級が取得できていることが目標となります。現時点の段階でいうと、各学年の終了を待たずに、目標級を取得する生徒が非常に多く、今回の検定でも、自分の学年に対応した級以上の受験をしています。

先日行われた数検では、クラスメイト同士で教え合い、教科担当者が、未履修範囲について授業をし、フォローしました。現在の中学生からセンター試験に変わる新テストの対象者となるので、形だけの指導ではなく、成り立ちや、考え方も含めて指導したため、その成果があったようです。

生徒同士教えたい気持ちが強くなると同時に、だんだんと自分の理解にも繋がって自信をつけていった様子がわかりました。

学年全体がこの数検に盛り上がっている雰囲気をみていると、数学同好会のように錯覚してしまいます。もしかしたら、そのうち同好会から部に昇格・・・という夢を密かに感じさせてくれる熱心さでした。

みんなの努力が結果につながることを信じて、結果を待とうと思います。

2017-11-15

街の本屋さんを覘くと、「君たちはどう生きるか」(原作:吉野源三郎著・マガジンハウス)の漫画が平積みされています。手にとってページを捲ると眼鏡をかけた中学生(コペル君)が描かれ、読み進んでいくと、昔この本に出会った当時、頭に思い浮かべた眼鏡を掛けて気の弱そうで勉強が好きな少年がそのままの姿で描かれていて思わず懐かしさを感じました。

「君たちはどう生きるか」(吉野源三郎著・岩波文庫)との出会いは今から約40年前、大学の教職課程の授業で紹介されて読みました。科学的なことに興味関心があり、科学や数学に関した本を中心に読み込んでいた中で「人間の生き方」についての本は衝撃的であり感動でした。特に大学2年生のときで、次年度の選択科目で研究志望を目指しより専門的な科目を選ぶのか教職課程を継続していくのかの悩みの中での出会いであり、大きな指針になった記憶があります。

今でも鮮明に記憶に残っていて授業でも話しているのは、「ニュートンの万有引力の発見」について「ニュートンがりんごが木から落ちたのを見て、想像の中でりんごを、10m、100mと上げていき月の高さまで上げたとき、重力があるならりんごは落ちなければいけないが、月が地球に落ちてこないのは地球が月を引っ張っている力と月がまわる勢いで飛んで行こうとする力が釣り合っていると考え証明した」との項目です。理科的なことだけではなく、生きていく中で物事の本質をみつけることは重要です。今見えることを掘り下げていくと見つかることがあります。

もうひとつ重要なのは「ものの見方」です。本で述べられていますが、天動説と地動説のように、人も小さいときは天動説のように自分中心に考えていきますが、大きくなり社会を知るようになると広い世間を先にしていろいろなものを考える、地動説のような考え方をしていきます。ただし、人は弱いもので自分勝手な考え方(地動説的考え方)をして都合のよい見方をしてしまいます。昔、自分たちが宇宙の中心と考えていた間、宇宙の本当のことが分からなかったと同様に、自分を中心にして物事を考えていくと世の中の本当のことも知ることができないで終わってしまいます。ぜひ、「ものの見方」を身につけて欲しいと思います。勉強でも各論ばかり勉強すると本質が見えなくなります。そのとき少し離れて総論を勉強してみてください。

さて、今授業を担当している高校1年生は来年の文理選択に向けて、高校2年生は理科選択、社会選択の時期になっています。特に高校2年生は、自分の将来を考え自分の進みたい方向への授業選択となります。「ものの見方」とか「ものの本質」とは異なりますが、自分の将来に向けてじっくり考えて来年度の授業選択をすることを願います。

最後に、漫画「君たちはどう生きるか」(原作:吉野源三郎著・マガジンハウス)は非常に読みやすいです。ぜひ読んでみてください。

2017-11-10

11月3日金曜日、文化の日に柔道部は、川口高校、駒澤大学付属高校と合同練習を行いました。そして、この合同練習に合わせて日本へ練習に来ているフィジーの選手も練習に参加してくれました。

フィジーの選手と練習をしたことで日本の柔道とは違った柔道を体験できました。また、練習中に英語が飛び交い、楽しく、いい緊張感の中で練習することができました。

練習が終われば柔道が好きなもの同士、記念撮影や英語で話しかけ交流をしている姿がありました。各々が異文化に触れることが出来た文化の日でした。

2017-11-08

本校の高校1年生と2年生は、次年度の選択科目を決めなければならない時期になりました。特に高校1年生は、文理選択というとても大事な選択を迫られています。先日予備調査を提出してもらいましたが、もしかしたらまだ悩んでいるという人もいるかもしれません。

文理選択の最大のポイントは、自分がどのような職業に就きたいと思っているのか?ということです。ただし、小学校低学年の児童が『バルサの選手になって活躍したい』などと言っているのと同じように考えてもらっては困ります。憧憬のようなものではなく、もっと現実的に考えてください。大抵の職業は文系でも理系でも関われるのですが、ごく一部の職業(医師や薬剤師など)は文理選択がその時点で決定します。

また、これまでどのように学業に向き合ってきたかも選択を決定付ける一因となります。数学や理科については、中学生のときや高校1年生になってからの学習内容がしっかり理解できていないと、高校2年生になってから『答えを見ても解らない』という事態が多発します。「新たな内容を覚えたとしても、それまでの学習内容が理解できていないと得点に結びつかない」という特性は、理系の方が強いのではないかと思います。授業は後戻りしてくれないですから、自分で時間をかけて復習していくしか解消方法はありません。もっとも、文理問わず学習時間が足りないと成績が下降していくことに変わりはないのですが・・・

野球をやっていない高校生が『プロ野球選手になりたい』と言い出したら、誰もがおかしいと感じると思います。職業選択や文理選択だって同じです。文系を選ぶにしても、理系を選ぶにしても、そのために努力をしていない人、勉強をしていない人が選んでも上手くはいかないのです。

幸いなことに11月は特に行事もなく、学習に集中できる時期です。まずはこの1ヶ月、本当に必死に勉強してみてください。

2017-11-06

軽音楽部は普段放課後に週に1〜2日ほど、バンド毎で練習をしています。その練習の成果を披露する主な機会は夏合宿と日学祭と卒業ライヴが恒例となっています。

しかし今年、久し振りに東京都軽音楽連盟主催の大会に出場することになりました。この大会は毎年行なわれているのですが、技量が伴わないと部としては出場させていません。今年出場するのは、日学祭の中庭ステージにも立った2年生のバンドです。バンドを組んで約1年半、最初は初心者からのスタートでしたが、必ず個人個人が努力をして、練習の日には必ずメンバーが揃い、そしてバンドとしてリハをやる際にはお互いの音をしっかり聴いてという、当たり前といえば当たり前ですが、そういうことをしっかりと続けてきたバンドです。お互いがお互いを高めあった結果、バンドという集団として大きく成長しました。

前回出場したバンドもそうでした。そのバンドの学年には3バンドあり、それぞれがライバルというわけではありませんがお互い高めあっていました。その代からはプロを目指し、先日アメリカの超有名ミュージシャンのバックでギターを弾くべく渡米したギタリストもいます。

バンド内でお互いを高めあう、部としてお互い高めあう、そしてそのために地道に個人練習に励む、これはバンドだけでなく、他のことにも通じる部分があると思います。

大会予選は11月11日の土曜日、ポッキーの日です。今日もそのバンドは練習日。予選通過、本大会出場を達成して欲しいと心から思っています。

2017-11-03

「秋深き隣は何をする人ぞ」
松尾芭蕉の有名な句が頭をよぎる今日この頃、まさしくこの句のように深まる秋の中、ほんの少し感傷的になっている方々もいらっしゃるのではないでしょうか。

近頃巷にはやるもの、ハロウィンの喧騒もはや過ぎ去り、ほんの少し、自分自身を省みるための心の余裕も生まれようというものです。

そういえば、11月にはそのような喧騒を伴うイベントは少ないような気もします。「霜月」などというと、身も凍りつくような寒風を想うようですが、それゆえに身にまとうコートや一枚足した寝床の毛布の心地よさもまたひとしおというものです。

「子どもは風の子」、小さいお子様方には寒風の下こそ格好のプレイグラウンドというものなのかもしれませんが、家の中の暖かさを味わう意味でも、政府の定めた休日にあやかって、文化の日を堪能してみてはいかがでしょうか。


文化の日、の当日ではりませんが、その翌日の11月4日、本校において「オープンキャンパス」を実施いたします。

本校のオープンキャンパスは二部構成になっていて、一時間目は本校の授業を体験することができます。英語を用いた簡単なクッキングや高度な数学の問題をわかりやすく算数の知識で解く方法を知ることができるなど、面白くてわかりやすい本校の授業の内容の一端を体験することができます。

二時間目は部活動を体験いただけます。秋晴れの空の下でのテニス、本校の広い校舎を目一杯利用した山渓部の宝探し、鉄道研究部のNゲージ体験など、それぞれの趣味の全開な部活動を取り揃えております。

そしてその後は、ご参加いただいたご家庭の方々皆様で本校の中学生弁当のご試食を体験いただくことができます。そこでは、本校の生徒会や中学生のインタビューが実施されるなど、一瞬たりとも皆様を飽きさせない演出を考えています。

オープンキャンパスはホームページからもご予約ができます。深まる秋の中、まさしく「冬遠からじ」といった気候が続きますが、当日はきっと皆様を身も心もほか他にできるよう、本校教職員団、そして生徒達はお待ちしています。

2017-11-01

先日、サッカー日本代表チームはワールドカップロシア大会への出場権を手に入れました。本大会に出場できるのは32チーム。現段階で23チームが出場を決めています。11月9日から15日までの間に残りの9チームが決定します。9チームの内訳はアフリカの3チーム、ヨーロッパの4チーム、大陸間プレイオフで決定する2チームです。

特に注目するべき試合はヨーロッパのプレイオフです。前回3位のオランダを抑えてプレイオフに進出したスウェーデンと4回の優勝を誇るイタリアの対戦です。スウェーデンは前回大会もポルトガルにプレイオフで敗退しています。今度こそはという気持ちも強いでしょう。2016年のリオデジャネイロオリンピックにはヨーロッパチャンピオンとして参加していますので若手の台頭が著しく勢いがあります。一方イタリアは一次リーグでスペインと同組に入りプレイオフに回ることになりました。14大会連続で本大会に出場しています。スター選手も多く抱えていますので注目度も高い試合になりそうです。

本大会も楽しみですが、各大陸の最後の戦いからも目が離せません。

2017-10-24

中間試験が終わります。生徒たちの解答用紙をあずかり採点をしていると、それぞれ一生懸命に勉強をしてきた様子がうかがえます。これからも、「たくさん勉強をしたかいがあった」と生徒たちが実感できるような授業と試験を展開しようと気持ちが引き締まります。

10月27日(金)には、マラソン大会が開催されます。中学生は6km、高校生は10kmを走ります。足が速い高校生ならば、10kmを40分以内で駆け抜けます。ゴールした時の表情を見ると、精一杯走りきった充実感が伝わってきます。運動部の生徒たちが先頭グループを占める場合が多いです。定期試験では、毎日の授業への取り組み、予習復習の徹底、積極的な自学自習がものをいいます。それと同様にマラソン大会も、部活動でのトレーニング、日頃の鍛錬が大きな効果を上げています。この時期、何かを成し遂げようとするとき、前向きな気持ちと積極的な取り組みがいかに大切か、生徒たちが身をもって示してくれます。

私は、山溪部の顧問をしています。部員たちは、自主的にトレーニングをし、地図を見ながら登山計画を立て、必要な装備を準備します。登山では、常に天候と部員たちの体調に気を配ります。学園に戻ると反省会を開き、次回の登山に備えます。部員たちは、より一層充実した登山をするために、先人の登山経験について調べ、文化祭では1年間の部活動についてまとめをし、展示発表をしています。今の山溪部の部員たちの関心事は、マラソン大会です。今まで体力トレーニングの中で、平地のロングラン、登山道を速く歩く、走る訓練もしてきました。10kmマラソン大会で、その成果がどのように出るのか楽しみでもあります。

マラソン大会が終わると、11月4日(土)には、オープンキャンパスが開催されます。大勢の小学生を招いて、日本学園の授業や部活動を体験して頂きます。私が顧問を務める山溪部と鉄道研究部も、部活体験を実施します。山溪部の方は、小学生たちと校内で宝探しをします。方位磁石や発信機を使って、校内に隠された宝物を探します。途中、スラックラインや懸垂下降などを突破しなければ、宝を見つけ出せません。教室に山溪部の日頃の活動について展示をします。部員たちが密かに準備をしているところです。

鉄道研究部の方は、教室を1部屋利用して9月30日、10月1日に開催された日学祭の展示会場を再現します。1年間の部活動で取材をした車両基地や車両工場、見学をした鉄道イベント、鉄道を利用した旅行について写真やその解説をまとめ、教室いっぱいに展示します。年間活動報告集も数年分準備します。教室の真ん中には鉄道模型Nゲージのレイアウトを設営し、鉄道模型の運転会を開きます。鉄道に関するクイズ大会も実施します。鉄道研究部の部員たちも、小学生たちとの一時を楽しみにしています。

生徒たちの取り組みを見ていると、密度の濃い学園生活を続けていれば、定期試験や様々な行事も、日常生活で得たものを上手に打ち出せば良い成果を得られるものだなと感じます。

山溪部、鉄道研究部、日本学園一同、準備万端整えてお待ちしております。多くの小学生、保護者の方々に、日本学園の授業や部活動を体験していただければ何よりです。

2017-10-21

去る10月8日、9日と、第25回日本山岳耐久レース(長谷川恒カップ)が開催されました。今年は部員としては初めて、2年生の橋本君が出場しました。私は毎年出ていたのですが、今年は足の故障で欠場、彼の応援に回りました。

このレースは、奥多摩の山々を駆ける距離71.5km、途中の給水所は1カ所のみ(その他2カ所に自然水あり)、コース中半分以上は夜間の走行という、山岳耐久レースの名にふさわしい過酷なレースで、トレイルランの日本選手権的な位置づけの大会です。部内最速の脚を持つ橋本君も、さすがにスタート前はやや緊張の面持ちです。しかもこの日は例年にない暑さ、厳しいレースが予想されました。しかしこの悪条件をものともせず、橋本君は快走を見せ、11時間17分33秒でゴール。途中の35km地点にある三頭山で一時バテたものの、そこから見事に復活し、60km地点からの長い尾根を、すばらしいスピードに乗ってまさに激走、10代の部では2位に6時間以上の差をつけてぶっちぎりの1位でした。表彰式では、このタイムに会場がどよめいたほどです。

彼のこの活躍、他の部員にもとても刺激になったようです。「同じ部にいる仲間がこれだけの成果を上げているのだから、自分たちも!」という雰囲気を最近感じます。それも、悲壮感漂うのではなく、明るく和やかに、かつ緊張感をもっているという感じで。最近は、登山の計画のみならず日頃の練習メニューも顧問ではなく自分たちで考え、決められるようになってきました。私たち顧問の口出しもこのところめっきり減り、手持ち無沙汰になることもしばしば。人数は少ないですが、意欲的に活動している山渓部、今度の「オープンキャンパス」では、最先端の登山道具や山岳救助技術を使った部活体験の企画を予定しています。登山界で密かに評判になりはじめている本校山渓部員たちと、オープンキャンパスで楽しい時間を過ごしてみませんか? お待ちしています。

2017-10-18

プロの世界ではない学校教育現場の多くの指導者が、選手起用で悩んだことは一度や二度ではないだろう。

頑張っている部員「全員」を試合に出してあげたいと思うのは指導者の常であり、我が子の晴れ姿を見てみたいと願う親心も至極当たり前のことである。
しかし、そこには「登録」という壁があり現実として人数は限られる。

全国高校サッカー選手権を例にとれば、大会登録メンバーは20名、多くの部員を抱える学校であればあるほどメンバー選びが悩ましいことであろう。

本校サッカー部の選手選考の基本は「全部員を平等に見て、公平に選ぶ」であり、それは「かたよりや差別なく えこひいきをしない」という我々の心の表れである。