本校山渓部の顧問を務める高橋教諭(地理担当)は<富士山の主>とも言っていい男です。日本で有数の登山家であり、世界の8000メートル級の高峰を幾つも制覇している高橋先生は、あの過酷な富士山登山競争の常連でもあります。富士吉田から山頂まで標高差3000メートルを駆け上るのですから、まさに超人レースです。毎年、生徒を(+先生も)引率して富士登山を行って日本一の高みに立たせてくれます。
今朝、その高橋先生の個人ブログサイトを覗いて、しばらく見とれました。昨日、日本学園某所から撮影したダイヤモンド富士の映像が見事な連続写真で掲載されていたからです。
解説は不要だと思います。
まずは下記をクリックして、黄金色に燦然と輝くダイヤモンド富士を堪能してください。
高橋和弘公式ブログ「ClimbOn」
http://aqblog.blog.ocn.ne.jp/climbon/2012/02/2012_5c23.html
悲鳴を上げたくなるほどの寒さが続いています。
今朝、生徒用玄関口で、登校してきたばかりの中1生T君に、
「寒いね!」
と声をかけたら、
「は〜い」
寒さでピンク色になった頬をゆるませて、明るく答えてくれました。生徒諸君は、やはり若さでしょうか、私ほど寒さを感じていないようで、ホッとしました。
先日の朝、私が明大前駅から学園に向かって歩いているとき、追いついて来た英語科の平川先生が、
「校長先生、この寒さ、異常ですよ」
「平川先生はどこの出身?」
「東京です」
「じゃあ、そう感じるのだろうな〜。僕は子供の頃、雪の多い富山で過ごしたが、冬の生活の厳しさはこんなものじゃない。中学生の時は雪道を1里(4キロ)歩いて通学した。東京で初めて冬を過ごしたとき、生活がラクなんで、天国に来たかと思ったよ」
口先では威張ってみたものの、ここ数日の寒さには私も正直、溜め息をついています。
溜め息をつきながらですが、私は、東日本大震災の被災者の方々のご苦労を想像することで、頑張るように努めています。「たかがこれしきの寒さ」と思って根性を奮い立たせています。またテレビの大雪情報では富山の市街地の光景が映し出されることが多いので、それを見ては、
「天国に来て、寒い寒いと言っているようでは駄目だな」
と考えるようにしています。
東京では今週からいよいよ中学入試が始まります。日本学園でも入試会場作りに着手していますが、万が一の地震への備えと併せて寒さ対策もしっかりするつもりです。受験生諸君、体調管理に十分気をつけて入試本番では実力をしっかり発揮できるよう頑張ってください。
昨日、校長室に現れた高校2年担任の伊藤先生が、
「東工大の竹添教授の講義を聴きに行った子供たちが、(講義の内容が)とても面白かったと言っていました。それから、講義のあとで竹添教授からコーヒーをご馳走になったそうです」
「偉い先生からコーヒーもおごってもらったのか。それは嬉しかったな」
東京工業大学では平成23年度から「東工大の最先端研究」と銘打ってシリーズものの公開講演会を始めています。すでに一期、二期を終了して、第三期が今月18日から始まりました。第三期は3月下旬まで計9回にわたって開催され、主に大学院の教授が東工大の取り組んでいる最先端研究をわかりやすく一般社会人、学生向けに話します。
18日に開催されたその第一回「液晶テレビはどうして薄いのか」に登場したのが東工大大学院理工学研究科の竹添教授で、液晶学の権威です。実は教授は日本学園卒業生で、私との手紙のやりとりの中で講演会の案内を送っていただきました。
案内には「液晶は携帯、パソコン、テレビなど、あっという間に画像の世界を変えてしまいました。(中略)液晶テレビの構造はどうなっているのでしょう。(中略)液晶の不思議な世界の紹介から解き明かし・・」とあり、私も時間の都合がつけば、聴講したかったほどです。
残念ながら私は参加を見送りましたが、学園の高校2年生で、将来理系進学を志望する生徒4人が聴講を希望したので、
「東工大に行ったら、竹添先生に、日本学園から来ました、ときちんと挨拶をしなさい」
と伝えて、送り出しました。その結果報告が、冒頭のやりとりです。
生徒諸君にとっては、科学研究が私たちの日常生活に多大の便利さを生み出していることを実感できたに違いありません。将来の目指すべき道を模索中の生徒諸君にとって大きな刺激となったことでしょう。
そして、ご馳走になったコーヒーと会話の温かさも加わって、自分も大先輩のあとに続きたいと勉強への意欲をかきたててくれたに違いありません。
竹添教授、本当にありがとうございました。
今日から新年の授業が始まりました。さきほど中学を中心に生徒の授業姿勢を見て回りましたが、良い感じでした。3学期は他学期に比べて授業日数が多くは取れません。それだけに密度の高い勉強を生徒諸君に期待しています。
元旦に多くの方から年賀状をいただきました。有り難うございました。その中で、私の頬が思わず緩んだ賀状を紹介します。中学1年生O君からのもので、しっかりしたペンでこう書いてありました。
「学園生活はとても楽しいです。僕は校長先生が話して下さった『ノーブレス・オブリージュ』の話が大好きです。僕も立派な日学生になれるよう頑張ります」
「ノーブレス・オブリージュ」はフランス語で、直訳すれば「高貴さは(義務を)強制する」となりますが、私は生徒諸君に「社会のリーダーになろうとする人間は辛いことを率先して引き受ける決意を持たなければならない。志を高く持ちなさい」という趣旨で話したことがあります。
非常に短い話だったと記憶していますが、それをO君はしっかり心に刻んでくれていたのですね。嬉しいと思いました。教師が生徒に投げかける言葉の重みを再認識しました。
そして昨日の始業式で、O君の年賀状に刺激されたわけではありませんが、わたしは学園の全生徒に、校祖杉浦先生の言葉を引用して話しました。
杉浦先生は教え子に「まさかのときに役立つ人間になって欲しい」と話した。では「まさかのとき」とは何か。例えば昨年3月11日に東日本で大地震が発生し、想定を超える大津波が襲い、そして原発が事故を起こすなど、東日本の人々を大災厄が見舞った。私たちにとっては「まさか、まさか」という出来事であった。復興には日本人全体が何年もかけて取り組まなければならない。この事態も「まさかのとき」の一つである。
そして、こうも言いました。
「まさかのとき」は、君たちの(これからの長い)人生においても必ず起きるだろう。人生は楽しいこともあれば、苦しいこともある。その苦しいときをしっかり克服できる人間に育ってもらいたい・・・。
ちょっと気合が入りすぎたかな〜
生徒諸君! 明けましておめでとう。
今年が君たちにとって大きな前進をしるす1年となるよう願っています。今年1年で自分のやり遂げたいことは何か、やり遂げるべきことは何かを、この年の始まりに当たってしっかり考えてください。そして、学業であれ、スポーツその他の部活動であれ、その目標に向けての計画表を作り、それを揺るぎのない努力で消化してゆくことが大事です。他人に頼るのではなく、自分自身できちんと考えを練り、君自体の強い意志に支えられて実践することが、君たちの自立した人間としての思考力と行動力を成長させると、校長先生は信じています。
いきなり私事に飛びますが、私は1940年の、干支で言えば辰年の生まれです。つまり今年は年男になります。辰は、12支の動物の中で唯一想像上の動物で、イメージは「昇竜」で示されるように上に向かって駆け上る勢いのよさが特徴です。私が大学を卒業して新聞社に就職したのは1964年。やはり辰年でした。この年に東海道新幹線が開通し、東京オリンピックが開催され(両方とも、私は新米記者として取材しました)、日本社会は元気いっぱいでした。
昨年は東日本大震災もあり、日本社会は政治、経済状況において閉塞感が強まりました。それだけに今年が<昇竜興年>になって欲しいと期待する声が大です。ぜひ、そうしたいものです。
生徒諸君! 日本学園は君たちの頑張りのおかげで、文武両道(学力とスポーツ)で大いに伸びてきました。今年の私の目標は、自分の母校でもあるこの日本学園を、今年の干支にちなむわけではありませんが、「昇竜」のごとく天空に駆け上らせ、一段と輝く学校にすることです。私の年男も、6巡目ともなるとややくたびれ気味かもしれませんが、若い君たちからエネルギーをもらいながら、2012年を走り抜けるつもりです。
生徒諸君! ‘年男’校長先生が目標を達成できるよう、頑張ってください!!
中2生の志賀高原でのスキー教室、高2諸君の沖縄修学旅行も終わり、今日は中高生全員を中庭に集めて2学期の終業式を行いました。明日から冬休みです。2011年がまもなく終わりますが、新しい年が生徒諸君と教職員、ご家族、そして日本社会、地球上のすべての人々にとって良い年であって欲しいと思います。決まり文句で言っているのではなく、今年のように内外で痛みの多い出来事が続いたあとは、心底からそう感じます。
さて私が校長として処理する仕事の中に、教員から出される出張予定や施設使用許可願いに目を通して、承認のハンコを押す役目があります。先日見た高校3年B組担任の鈴木先生の申請書の中身には思わずうなりました。
「気合いが入っているな〜」
申請によると、鈴木先生はまず、
(1)山渓部顧問として、学園が冬休みに入る明日25日から一泊で、山渓部部員を引き連れて富士山での冬季合宿を出かけます。雪山での合宿など、寒さに弱い私などには到底耐えられません。
(2)そして26日夜に帰京して一息入れると、今度はクラス担任として28日から大晦日の31日まで、クラス生徒のほぼ全員を学校に呼んで大学受験のセンター入試と一般入試に備える指導を行うというのです。
私に喜んで承認印を押しましたが、それにしても大晦日も本当に朝の8時から夕方の4時まで生徒を缶詰め状態にして特訓をするのでしょうか? 塾の上をゆく迫力です。大学受験を目前にした生徒諸君だから気合い十分なのでしょうが、まずもって鈴木先生の教師魂を尊敬すべきです。
スポーツ関係の部員諸君と顧問の先生も大晦日と元旦はともかく、冬休みのほとんどを返上して練習に励む予定と聞いています。他にも正月休み返上で学校に来る教職員がいるらしく、私も自宅でのんびり骨休めをしていては後ろめたい???
それはそれとして、皆様!
メリークリスマス、そして良いお年を!
現在、中学2年生の諸君が志賀高原のスキー教室に、高校2年生は沖縄に修学旅行に出かけています。事故のないように祈っていますが、もうひとつ心配だったのはお天気模様。
志賀のスキー場の降雪は十分と聞いていましたが、沖縄の天気は事前予報では雨に祟られる可能性が大だったからです。引率してくださる旅行会社の人が出発前に校長室に挨拶に来たとき、
「実はお天気が心配なんです。予報ではどうも・・・」
とおっしゃったので、私も先週中ごろからインターネットで沖縄の天気予報図を毎日チェックしては、ほとんどが雨マークがついている週間予報図に太陽のニコニコ・マークが顔を出してくれるよう祈っていたのです。快晴と雨天では生徒諸君の気分が大違いです。
そして先週土曜日に生徒諸君が羽田を出発。
現地のお天気は、HPの「にちがく行事ブログ(http://nichigaku2011.at.webry.info/)」で報告されているように、予報とは大違いの晴れが続いているようです。「にちがく行事ブログ」に高2生が沖縄でのびのびと行動している光景がレポートされていますが、背景の青い空を見ると、
「私の願いが通じた」
と大満足です。引率しているK先生は
「快晴になったのは、オレの心がけが良かったから」
と生徒に売り込んでいるようです。それは否定しませんが、私はむしろ自分の思いが通じたと解釈しています。
10月の学園祭のときも、雨の予報が当日になって快晴に変わりました。他の行事日でも同じ現象があったはずです。やはり校長のおかげではないでしょうか???
このまま良い天気が続いて、高2の諸君も、中2の諸君も21日に無事に帰京してください。

日本学園梅窓会(同窓会組織)のブログの中で私の大好きなコーナーは、昭和56年卒の永澤さんが学園を題材にして撮影する「我流展景」です。永澤さんはプロのデザイナーですので、私がたまに携帯電話のカメラ機能を使って撮影するスナップ写真とは出来栄えが雲泥の差です。
今朝、梅窓会ブログを開いたら、永澤さんが先日来校して野球部諸君を題材に撮影した作品が掲載されていました。永澤さんにはこれまで学園の春夏秋冬おりおりの学園風景をカメラに収めていただいています。これとは別に学園に咲く花々を題材したシリーズもあります。
永澤さんのすばらしいカメラアングルによって、私は自分がこれまで気づいていなかった学園の魅力を発見する思いです。そして写真に添えたコメントにはしゃれっ気と後輩への愛情が満ちています。ぜひ下段をクリックしてご覧ください。
日本学園梅窓会ブログ「学園風景」
http://baisoukai.blogspot.com/search/label/%E5%AD%A6%E5%9C%92%E9%A2%A8%E6%99%AF
日本学園梅窓会ブログ「漢の花園」
http://baisoukai.blogspot.com/search/label/%E6%BC%A2%E3%81%AE%E8%8A%B1%E5%9C%92
今朝、高校柔道部監督の万田先生がニコニコ顔で校長室にやってきて、
「フランスに行っている星が73キロ級で優勝しました。初めての国際大会での優勝です」
「そうか、それは良かった」
万田先生は、携帯電話を開いて優勝カップを手にした星君の凛々しい写真を見せてくれました。
今年のインターハイ柔道で見事に個人優勝を果たした高校3年生の星君は、先週からフランスのエクサンプロバンスで開催された「クリスマスカップ・ジュニア国際大会」に日本高校柔道選抜チームの一員として派遣されています。
この国際大会には欧州の有力ジュニア選手が参加することになっており、日本からは毎年インターハイ各階級の優勝者が出場しています。将来オリンピックを目指す日本の高校生柔道家にとって、海外で開かれる国際大会へのデビュー戦として位置づけられています。
通過門として非常に大事な大会であり、星君は世界的選手として着実な一歩を踏み出したと評価できるのではないでしょうか。
星君がフランスに出発する前の同君との会話。
「校長先生は新聞社のパリ支局長だったんだぜ。僕が通訳として同行してやろうか?」
星君は黙ってニヤニヤしていましたが、今頃は「ボンジュール」「メルシーボクー」程度の会話は当然のことながらマスターしていることでしょうね??
日本学園卒の大先輩に東京工業大学大学院のT教授がいらっしゃいます。液晶学の分野では権威とされている方です。学園の校長であり、やはりOBである私としては、このような方が卒業生であることは誇らしく思います。T教授から先日頂いたお手紙に、素敵な話が載っていました。簡単に紹介します。
T教授が‘にちがく生’の頃、関西の大手デパートの役員を退職なさった方(Yさんとしましょう)が、日本学園の守衛さんをなさっていたそうです。Yさんは全校生徒の名前付きの写真を持っておられて、全員の名前を覚えようと努力なさっていました。そして毎朝、正門に立って、遅刻しそうになる生徒に笑顔で「○○君、遅れるぞ」と声をかけられていたということです。
Yさんは、T教授が学園を卒業したあとにお亡くなりなりましたが、お葬式の日にはご自宅前に日本学園の生徒たちの長い列ができたそうです。
T教授は、Yさんのことを「このような社会的貢献もあるのか」と大変に尊敬をし、、日本学園時代の大切な記憶として心にとどめていらっしゃるとのことでした。
T教授は、そのお手紙の中の「日本学園からも東工大に入学する学生が出ることを祈っております」との言葉に合わせて、東工大が来年1月から3月にかけて開催する公開講演会「東工大の最先端研究―わかりやすくお話します」の案内を送ってくださいました。T教授は、その一番手として「液晶テレビはどうして薄いのか」をテーマに講演なさいます。
「(日本学園の)学生さんたちが、私の講演に限らず、申し込んでいただければ、東工大でどんな研究をやっているかを垣間見ることができると思います」(T教授の手紙)
東工大進学を視野に入れている生徒諸君は、めざす大学で、高校の大先輩の講義を一足早く聴くのは素晴らしい刺激になることでしょう。