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鉄道研究部

大学受験体験講演会

投稿日2024/3/12

2024年3月11日(月)

 3月9日(日)に第123回卒業証書授与式、日本学園高校卒業式があり、鉄道研究部高3部員6名が日本学園を卒業しました。が、2日後の今日、そのうちの2名が日本学園に舞い戻って来ました。今日は受験体験講演会、卒業生が高1・2年生へ大学受験で取り組んだ事、大学受験を通じて得た教訓を在校生に伝える日です。鉄研からも2名が卒業生を代表して受験で体験したことを語ることとなりました。一人は高2の1学期には英検2級に合格し、高2の時に進路目標を決め、計画的に受験の準備に励み目標を実現した先輩です。もう一人は、高3の夏に専攻したい科目を地理学と決め、高3の秋に英検2級に合格し、その勢いで志望校に受かった先輩で、対照的な2人です。

 

先にあげた先輩は、在校生に以下の様な事を語りました。私は、高3の4月に法学部に進学しようと決めました。英検準1級の勉強をしながら、英語の学力を上げました。模擬試験の偏差値も45から始まって、3年の頃には60まで上げました。自転車部と鉄道研究部の活動に取り組みました。部活動に時間を取られている分、学習に励もうと思いました。日中、ぼーっとしていると学習の妨げになるので、睡眠時間を充分に取りました。スマホやゲーム機は、電源を切って目につかない所において置けば大丈夫。スマホやゲーム機を机からちょっと離れた所にしまっておくだけで、ネットやゲームにはまらず済みます。

 

3年の春から本格的に受験勉強を始めました。1日の学習時間が平日で3~4時間、休日で8~12時間になりました。なるべく高校生が自習している図書館で学習をしました。英語の学習には、システム英単語、スクランブル、英文法ホラリー、東進英語長文レベル別問題集を使いました。国語の学習には、河合出版入試現代文へのアクセス、ゴロゴ古文単語を使いました。日本史の学習には、山川一問一答、ヒストリア日本史を使いました。授業の復習にも力を入れました。英語が苦手な人ほど、英検に合格しておくべきです。英検のスコアを利用して、いくつかの大学に合格しました。高2で英検準1級を受けておくと良いです。自身の英語の力の無さを痛感できます。受験はメンタルコントロール、精神力が大事です。共通テストが上手くいかず、落ち込んでいると、落ち込んだまま一般試験になります。受験勉強に集中しようと思うよりは、受験勉強をしていたら、いつの間にか時間がたっているくらいが良いです。

 

もう一人の卒業生は、在学生たちに以下のような事を語りました。高2になる時、社会選択は日本史を選択しました。高3の夏に大学では地理学を専攻しようと決めました。地理学を専攻したいのに、受験科目が日本史となると、推薦試験だと小論文や面接などで不利かなと考えました。一般試験で受験することにしたが、高3の時に受けた模試の結果は、志望校の合格率がE判定と出ました。高2の時に中だるみしていたことを後悔しました。とにかく英語の勉強は欠かさない方が良いです。クラスの中には秘かに準備をしていて、高2の終わりに突然覚醒して、英語が出来る様になっていった人もいます。英検2級をとっていると、入試当日の英語の点数を80点確約してくれる入試方式を設けている大学が結構あります。私は高3の秋に英検2級に合格しました。もっと早く合格していれば精神的に楽だったと思います。高3の夏休みは、睡眠時間を確保しつつ、朝から勉強しました。寝ないで勉強をすると、睡魔との戦いになります。私は、英検やターゲットを使って英語の受験勉強をしました。実際に入試で英語を80点以上取るのは難しいです。私の場合、今回の受験での合格校の幾つかは英検2級での英語80点確約のおかげです。大学受験に関しては、計画性が大事です。特に受験方式に関しては、一般試験、総合型選抜、推薦など色々あるが、一つの方式に絞って取り組んだ方が良いです。一般試験で考えていたが、受かりそうだからと総合型選抜や推薦試験も受けてみたりすると、どちらも中途半端になります。高2の最後にやりたい事が決まっていなければ、一般試験をおすすめします。やりたい事が定まっていないのに、総合型選抜や指定校推薦はきついです。志望理由書が書けない。一般試験なら、何を専攻すべきか、最後まで考えることが出来ます。

 

卒業生たちは、以上の体験や教訓を在校生に伝えました。大学受験で得た教訓を今後に生かしてくれれば何よりです。

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