――毎日違う顔に出逢う 街から街へと かみしめてる間もないほどに oh! no! oh! no!
喜びや夢ばかりじゃない つらい思いさえ ひとりきりじゃ出来ぬことさ ここにいるのも
お前が目の前にいるならいい ステキな今宵を分け合えりゃ
また逢えるまでは この時を忘れないで
華やかなものの影で今 働く男達 Mr Suizuらがいてくれたら 今日も大丈夫Yeah Yeah Yeah
お前が目の前にいるならいい ステキな今宵を分け合えりゃ
また逢えるまでは この時を忘れないで――「旅姿六人衆」
「あきらめたらそこで試合終了」だよ、ってことを選手が体現した。会場全ての人間が学んだ。学ばさせて戴いた。
残り13.8秒、65:66の1点ビハインド、相手ボールからのスローイン。ファールゲームに持ち込むか。是が非でも自ボールにしなければ。若し、フリースローが2投決まっても65:68、3点シュートが決まればOTに持ち込める。あわよくばバスケットカウント1スローで逆転も可能。レイアップで強引に行くもバスケットカウント1スローで逆転を可能にさせる。
しかし既にTOは使い切ってしまったためフロントコートからではなくエンドスローから始まる。時間も数秒となろうか。上からあたられたら、運べなかったら、終了。リスクが大きい。運べさえすれば・・・。
♯4と♯6と♯10が♯19をトリプルチーム。
♯4が奪い取り、最後の猛攻!ファールしなかった!クリーンなプレーで自ボール!
♯4→♯5 右翼へロングパス ♯5→♯10へ一旦返す ♯10→右翼コーナーの♯5へ
♯5が2ドリブルでエンドライン沿いから相手の懐へ ♯19をかわす
ローポストで♯6が♯5をがっちり抑え、♯5の為に道をつくる
♯5が冷静に丁寧にゴール下シュートを決める→ブザーがこだまする
♯5は倒れ込み、倒れ込んだ状態の中、勝利を告げるブザーを耳にする
全身で喜びを表現、何度も何度もガッツポーズ!揺れる会場!コートに溢れる応援団!抱き合い喜びを共有!茫然自失、うなだれる明星 労う者達・・・。・・・2種類の涙がながれる。
刹那の出来事は両者を重圧から解放してくれた。しかし非情ながら天地にわけられ、軍配はにちがくに上がった。明星の思いを背負ってBest8決めを挑もう。最後の最後まで諦めない、ゴールへの執念だけで勝利を掴み取ろう。
「あきらめたら、そこで、試合終了」 パンドラの箱の中に残った希望を皆が大切にするならば必ずや・・・。