日差しは届くも北風冷たい1/22(日)の早朝、にちがく勢は駒澤屋内球技場に集う。程よい緊張感とリラックス感を共有し、9:00丁度に会場入り。
今日は東京都best5を決める譲れない一戦。
対するは日本大三高。実は夏のリーグ戦で一戦交え、大敗を喫した相手。あれから半年、どれだけ成長したか、そして勝利への飽くなき執念が問われるかの大一番。
いざtoss up、戦いの火蓋は~。 今日のスターティングメンバーは♯4 .6. 8 .9 .15 。お互いマンツーマン・ディフェンス。先制点は許すも♯8のご挨拶代わり3P(8:30)、静かな幕開け。
直後♯15のスローイン、パスカットからのゴール下シュート。5:2(8:16) いける? ♯10,15によってゴール下、リバウンドはOK! 交代出場の♯12の司令塔がゲームをクリエイトする。
…5:7…8:7…10:7…12:7…12:9…14:9…14:11…14:14とロースコアで1Qを終える。心なしか堅さが感じられる。
続いて2Q ♯10の隙を突いたディフェンスからのターンオーバーや♯6の中での奮闘はあったが、どうも点が入らない、引き離せない。リバウンドはとれ速いパス回しでディフェンスを崩すが・・・。敵も同様か、シュート率の悪さが目立つ。外と中のコンビネーションは機能しているが互角、一進一退。25:25(2.56) ♯4が左0°からの3Pを決めるもすぐに入れかえされる。♯14がミドルを決めると3Pと焦れた2Q終了、30:31
ハーフタイム、ベンチでは監督が細かな指導の後、選手達が話し合う。相手のミスに助けられているところもあるがそれをチャンスに出来ず、多々良を踏むにちがく勢。
予断許さぬ3Q始まる。10分の休みによって後半の流れ、特に入りだしが怖い。バタバタッとやったりやられたりと。立ち上がりで点差は大きく動く、それだけに緊張の後半戦。
入りは日大三高ボール。スローインの静から動の間隙を突いてイニシアチブを握ろうと闘志充分。相変わらずのロースコア36:35、残り7分。流れが変わったのは残り5分。中、外、左、中央・・・とボールを回し、♯8の3P、♯10の0°からのドライブ、♯6のゴール下シュート,♯8のドライブ。残3分ちょっと、45:35、一気に突き放しにかかる。堪らずタイムアウト。
ベンチもギャラリーも必死なる応援でにちがくを鼓舞し、監督の檄も飛ぶ。
47:38..47:40..49:40..51:42…敵のリバウンド、ディフェンス、ルーズボールへの執念というか徹底ぶりは敵ながら脱帽する。9点のリードで安心していたら即効、食われてしまう。
未だ未だ油断許さぬ4Q、最後に笑顔を見せるのはどっちだ?Don’t miss it.
51:44…51:46…51:48, 残り7分弱。、51:50!残り6分弱!まだ慌てる時間ではないが見ている側としては当に、手に汗握る。目がそらせない。
♯15のバスケット・カウント1スローで54:50、♯8のミドル56:50に。幾重もの強固なディフェンスを♯12が突破。
61:54残り2分ちょっと。♯6がゴール下の攻防を制す。
残り2分弱、窮地が再び訪れ61:59。残り1分を切った。ここで♯4にアクシデント。敵が放った3Pのリバウンド争いの末、もぎ取ったボールを握ったまま転倒し、頭部を床に打ち付ける。幸い、大事には至らなかったがあのリバウンドをとれてなかったら?3Pが入っていたら?と考えると・・・。彼の捨て身のプレーは九死に一生を得た思い。
長く寿命の縮まるような40分は漸く幕を閉じた。65:59。選手は素より、ベンチメンバー、応援団、誰もが緊張から解放され、安堵のため息と喜びの顔に満ちている。
表彰式、ベンチメンバーがコートに整列し、表彰状の授与。監督からの労いの言葉は10月から続いた新人戦のエピローグでもあった。
夏の悔しさから半年、ずいぶんと成長したもんだ。best4入りは叶わなかったが5位とは素晴らしい成績に私も鼻高々。更なる成長を図り、是非、春夏の大会は次のステップに駒を進めようか。それまでは束の間の冬眠という充電期。
4月には活きのいい新1年生が入学し、にちがくファミリーに加わる。さぁ東京都1位、全国大会出場は見果てぬ夢に、どうやら終わらなそうな予感。にちがく勢の心は只今、上昇中。今だったら「心技一体」の意味を咀嚼できるよね?