2月8日(日)に、安田学園高校にて新人大会(決勝大会)が行われた。先日行われた新人戦でベスト32に入っているチームと、全日本選手権決定戦に出場していた上位4チームでトーナメント戦を行い、新チームとしての実質の順位を決める大会である。また、次年度の関東大会予選のシード権もかかっていて、見方によっては関東大会出場に関わる重要な大会である。
試合結果
ベスト32賭け 対 日体荏原高校 25−18,25−19
ベスト16賭け 対 開成高校 25−16,25−19
ベスト8賭け 対 安田学園高校 15−25,23−25
1試合目は、日体荏原高校と対戦した。2セットとも本校が若干優位の展開で試合は進んだが、相手の粘り強いディフェンス力には目を見張るものがあった。結果的にはストレートで勝つことができたが、勢いや流れによってはひっくり返されてもおかしくないくらい終始気の抜けない試合展開であった。我慢すべきところは我慢し、連続失点をあまり与えなかった点が良かったと思われる。
2試合目は、ベスト16を賭けて、共に1試合目を勝ち上がった開成高校と対戦することになった。相手は大型の両エースを柱として高さを生かした攻撃をしてくるチームで、気持ちよく打たせてしまうと手が付けられないので、相手のリズムに持ち込ませない展開に持ち込む必要があった。
1セット目、序盤は本校が流れを掴み8−3と引き離した。しかし、本校のミスも重なり9−7まで追い上げられ、ここから拮抗した展開となった。11−9から相手のミスや本校の連続サーブポイントなどでようやく流れが傾いてきた。15−9と再度引き離し、中盤で崩れかけるところも見られたがそこは踏ん張り、終盤は相手のミスなどにもより一気に決着をつけた。
2セット目は、再び気持ちを入れ替えて序盤から勢いを持って挑むようコートに送り出した。中盤まではいい流れで17−5と大きく引き離し一気に決着を付けたかったが、相手のタイムアウトを機に流れが大きく変わってしまった。ここまで爆発していなかった相手のエースが息を吹き返し、バックアタックなども適宜決めてくるようになった。徐々に点差が縮まり終盤で5点差まで追い上げてきた。最終的には逃げ切る形で勝つことはできたが、特に終盤は反省すべき点が多く見受けられた。
3試合目は、トーナメント決勝でベスト8を賭けて安田学園と対戦することになった。相手は個々の能力もチーム力も数枚上手の強豪校で、粘りのバレーでどこまで食らいつけるかが鍵となる一戦であった。
1セット目、序盤から相手のペースで試合が進み、連続失点を与えてしまうなど中々突破口が見出せないまま終盤へ。14−19と大きく引き離されてしまい、本校の生命線でもあるレシーブも乱れあまり良いところなくワンサイドでセットを落としてしまった。
2セット目は気持ちの部分で立て直しを図り、少しでも意地を見せるべくコートに送り出した。序盤は相手のミスにも助けられ6−7と拮抗した展開となった。そこからスパイクやサーブポイントが適宜決まり始め、流れが本校に傾いてきた。18−13とリードし、このままの流れで終盤まで持ち込みたかったが、相手のタイムアウトを機に流れが変わってしまった。我慢すべきところで連続失点が重なり、20−18からの4連続失点で逆転を許し、最後の最後に粘りを見せるも結果振り切られ負けてしまった。
この大会を迎えるにあたって、浮き沈みの激しさや、劣勢になったときの雰囲気の悪さなど不安材料は多々あった。勝負どころでのワンプレーの重要さや勝ちにこだわる姿勢を追及すべく日々練習してきたが、中々満足のいくレベルには達しておらず、今後の大きな課題として次の大会に向け準備をしていきたい。
天候も悪く寒い中、応援に足を運んでくれた方々には深く感謝を申し上げると共に、今後の本校バレー部の成長を見守っていただけたら幸いだと思っております。