1月19日(日)に、中大附属高校にて新人大会(決勝大会)が行われた。先日行われた新人戦でベスト32に入っているチームと、全日本選手権決定戦に出場していた上位4チームでトーナメント戦を行い、新チームとしての実質の順位を決める大会である。
試合結果
ベスト32賭け 対 高輪高校 26−24,25−22
ベスト16賭け 対 多摩大目黒高校 25−23,27−25
ベスト8賭け 対 足立新田高校 18−25,24−26
1試合目は高輪高校と対戦した。高輪高校は現段階で本校よりもランキングが上で強豪校である。昨年末の抽選の段階で対戦校は決まっていてが、何とか一矢を報いるべく年末年始にかけて練習に励んできた。
1セット目、相手のスパイクが適宜決まり3点ビハインドの滑り出しであった。早くも我慢のバレーを強いられたが、少しずつリズムを取り戻し一進一退の展開で勝負は終盤にもつれ込んだ。22−24でセットポイントから相手のミスもあり、最後は勢いで振り切り逆転してセットを取ることができた。
2セット目、セットを取ったことで有利ではあったが、序盤で4連続失点を与えるなど、7−11で引き離されてしまった。しかし、タイムアウトを機に徐々にリズムを取り戻し、またしても終盤までわからない展開となった。20−18で若干のリード。サーブミスなどもあり不安がよぎったが、最後まで集中力を切らさず逃げ切ることができた。
2試合目は、隣りのトーナメントから勝ち上がってきた多摩大目黒高校と対戦することになった。多摩大目黒は先の私学大会で数々の強豪校を破り3位になった実績があり、個々の技術を見れば何枚も上手である。本校としては全員バレーで立ち向かうしか勝機はない相手であった。
1セット目、序盤は7−9と劣勢であったが、相手のミスから徐々にリズムを取り戻し、中盤では17−11まで引き離した。しかし、油断したわけではないだろうが、そこから2度の3連続失点。18−17まで追い上げられ嫌なムードになってきたがギリギリの所で踏ん張り、辛くも逃げ切る形でセットを取ることができた。
2セット目、勢いに乗ってスタートダッシュをかけるべくコートに送り出した。サービスエースなど連続得点を重ね5−1まで引き離したが、相手チームがタイムアウトを機に息を吹き返し流れが変わってしまった。中盤は一進一退の攻防であったが終盤で21−21から3点取られセットポイントむかえた。しかし、崖っぷちから1点ずつ得点を重ね、最後は相手を振り切り勝つことができた。
強豪校の2チームから粘りのバレーで接戦を制することができた事は、番狂わせだったと思う。
3試合目は、ベスト8を賭けて足立新田高校と対戦することになった。都立の中でも常に上位で、先の新人大会ではブロック優勝(暫定のベスト4)した実力校である。
1セット目、勝ち上がったことで気が緩んでいたのか、相手のジャンプサーブに翻弄され2−10と一気に引き離されてしまった。今一度気持ちをリセットして立て直しを図ったが、最後まで流れを掴むことができずセットを取られた。
2セット目、気持ちを切り替えて再度粘りのバレーを展開すべくコートに送り出した。中盤までリードしては追いつかれといった展開で16−15と若干リードしていたが、そこから4連続失点で逆転されてしまった。粘ってはみるもののラリーを制されるといった流れではあったが、相手のミスなども所々あり24−24までもつれ込んだ。しかし、最後は力及ばず負けてしまった。
結果的に、今大会でベスト16に入ることができた。控え選手も自分の役割を全うし全員バレーでよく頑張ったと思う。しかし、一喜一憂している状況ではない。目標である関東大会出場を果たすにはまだまだ力を付けなければ厳しい状態であることには変わりは無い。4月に行われる関東予選に向け更なるチーム力アップを図るべく、チーム一丸となって取り組んでいきたいと思っている。