ガマに入る。
ガイドさんの話に真剣に耳を傾ける生徒諸君。
米軍による空爆は650万発にも及んだ。その不発弾は今も地中に残り、その撤去が完全に終わるには戦争が終わり69年経った今でも、あと70年はかかるという。
自然壕(ガマ)の多い沖縄では空爆から逃れるために住民がこのガマを使っていた。そこへ米軍に追い詰められた日本軍がやってきて起きた数々の悲劇。
軍によって追い出された住民の話、投降しようとするとスパイ嫌疑をかけられ軍に殺された住民の話。泣き叫ぶ赤子を黙らせるために命を奪った話。
実際に入ってみると、とても人が何ヶ月も居られるような場所ではないことが分かる。平坦な場所などないし、真っ暗である。みんなで懐中電灯を消して黙祷する。
「まず君たちに出来ることは周りの仲間を大切にすることだよ」
ガイドさんが最後におっしゃっていた言葉が印象的でした。