先日、本校の高校創発学をより充実させるために、他校の先生方といろいろな学習方法を学び合う会合に参加してきました。
創発学を行っていく生徒もそうですが、先生方も他校の先生方と情報を共有するだけではなく、話し合い、討議し、検討して、現在日本学園で行っている独自のプログラムに役立つような工夫を日々研究しています。そのための有意義な会合でした。
どの学校の先生方も、生徒が自分の「職業」を実感をもって主体的に考えようとするためのプログラムや手法などを、あれこれと工夫されているのがわかりました。中でも、その都度、➀「目標」(目当て)はぼやけないでしっかり把握されているか、その上で➁ワーク(問い)個人的に考えて答えようとしているか(個人ワーク)、さらに➂個人ワークの成果をグループで話し合い検討しているか(グループワーク)、最後にその結果を④プレゼンテーション(発表)し、相互理解(共有)を深めているかーこのようなサイクルを上手にできるようになるためには、先生の指示を聞く時間、個人で考える時間、そしてグループで討議する時間のメリハリをつけることがいかに大事か実感しました。
私も何度も発言させてもらいましたが、何よりも気になったのは、学ぶ生徒たちと社会における「職業」との間に距離があるということです。まずはそれを近づける新しいプログラムを加えて、さらに進化させていきたいと考えています。先生方でさらに練って、机上だけではないより充実したプログラムにしてきたいものです。