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「自分の定義」中学1年生の成長 吉見先生(中1担任・数学科)

投稿日2019/1/21

中学1年生は1年次の最後のプログラムとして「自分新聞発表会」があります。生徒一人ひとりが「自分新聞」を作成して、発表(プレゼンテーション)を行います。これは、本校独自のプログラムである創発学の一環であり、中学1年生では、入学してすぐに「林業体験」、夏休みに「漁業体験」、そして今回の「自分新聞発表会」です。

クラスのホームルームでは、自分を知るために、生徒間でお互いの良いところ、直したほうが良いところを相互インタビューして、自分が思う自分、他者が思う自分を見直しました。生徒はそれぞれ真剣にインタビューし合い、自分について深く理解することができたようです。

 

また、このインタビューはこれだけでなく、他にも冬休みの宿題として、親戚の方や保護者の方へのインタビューも行いました。実は、自分の親の職業に興味を持ったことがないという生徒もいて、冬休み後の話し合いでは、様々な職業のお話を聞くことができました。

これらの情報を壁新聞にまとめ、在校生、保護者の前で自分を相手に伝えるスキルを学びます。共に過ごした1年間の集大成を見ることのできる、私にとって特別な発表です。

思えば、クラスの生徒も1年前の今頃は受験生として一生懸命勉強していた時期でした。保護者の方と2人3脚の日々だったことでしょう。しかし、この1年で彼らは身体も心もとても大きく成長し、様々なことに興味を持ち、できるだけ自分の力で何事にも一生懸命取り組もうとする姿勢を身につけています。

日本学園に入学してから丸1年。大きな成長を是非、保護者の方々にもご覧いただきたいと考えております。

 

と、自分にプレッシャーをかけて、いよいよ新聞づくり、そして発表練習です。生徒と話し合いながら一緒に頑張っていきたいと思います。

 最後に、タイトルにある「自分の定義」ですが、言い方を変えると、「なぜ、自分のことを自分と呼ばなければいけないのか」です。簡単に言うと、自分ひとりがこの世界に居るわけではないからです。他者に囲まれた世界に生きる自分をどのように表現していくか・・・この「自分新聞発表会」はなかなか奥が深いです。

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