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中学バスケ部 世田谷区冬季大会優勝!(中学副担任・国語科・添田先生)

投稿日2019/2/26

2月24日(日)、バスケットボール世田谷区冬季大会。日本学園中学校 70対56 梅ヶ丘中学校 優勝しました!

準決勝と決勝の応援に行きました。

私はふだん中学フロアで授業をしていますが、選手たちは教室ではとても無邪気。「えーっ」とか「イエーイ!」とか、中学生らしく

「一喜一憂」しながら日々を、この1年間を、元気に過ごしてきました。

でもその彼らが、コートで「一喜一憂」しないのです。まるで別人でした。

淡々と、試合を進めるのです。冷静にシュートを放ち、ねばり強いディフェンスで相手をはばみ、果敢に挑み続けるのです。

黙々と自分の役割をこなし、取られたら冷静に取り返します。島越キャプテンを中心になんて落ち着きのある、まとまったいいチームなのでしょう!想像以上の実力に2試合、目が離せないプレイの連続でした。

スターティングメンバーの紹介です。

キャプテン2年4番・島越選手。ゲームメイキング、スタミナ、抜群のスピードとテクニックを生かしながら、広い視野でチームを引っ張りました。何をしても「上手い」「速い」の選手ですが、相手が何人いてもビハインド・ザ・バックで突破してしまったときには、思わずため息・・・!

一番心に残るエピソードがあります。

島越キャプテンが昨年1年生、公式戦で負けたときチームメイトに言った言葉です。

 

「お前ら何のために日本学園にきたんだよ!悔しくねぇのかよ!!」

 

悔しさと苛立ちを全身ににじませ、怒鳴りつけるように言い放った、と翌朝聞きました。

1年生だけで闘い続けた1年間。あと1点、あと1ゴール、悔しい思いもいっぱいしました。

 

本気なのだ、と思いました。

チームメイトを怒鳴るというのは、なかなかできることではありません。誰よりやることをやっていないと、同年代に喝を入れることなどできません。仲間を信じていないと、本気の思いをぶつけることなどできないでしょう。

 

 

この日の優勝が、島越キャプテンの問いの答えになったでしょうか。

 

彼らにとっては歴史の1ページに過ぎないのでしょう。物語は始まったばかりです。

5番・2年塚本選手。体格のよさとスキルを生かし、ゴール下で素晴らしい活躍をみせてくれました。外からも入ります。塚本選手がディフェンスリバウンドを取る前からスタートを切る選手に絶妙なパスが繋がり、速攻。

日本学園の見事に決まる3Pが目立った決勝戦でしたが、最多得点は、この塚本選手でした。

 

8番・2年古村選手。攻める、守る、走る、つなぐ、決める。どのプレイも安定感抜群。きれいなフォームの正確なジャンプショットが素晴らしい!

11番・1年高杉選手。1年生が2人、スタメン入りです。選手層の厚い日本学園、スタメンを勝ち取った2名の実力を目の当たりにしました。勇猛果敢、怯まない、1年生とは思えない頼りになるプレーヤー。準決勝、最多得点。

 

12番・1年村選手。こちらも安定感とスピードのある選手。日本学園のマインドの強さはどこからくるのでしょうか。1年生がこれだけ伸び伸びと積極果敢にコートを走り回れるチーム、強いです日本学園!

 

全選手を紹介したいくらいですが、長くなってしまうので…あともう一人だけ。

 

18番・1年外山選手。観客の目を釘付けにする動きの選手でした。コート上、誰よりも小柄な外山選手、でもなにしろ速い!打つ!飛ぶ!走る走る!「18番」がコートに入ると誰よりも目立つのでした。

3Pは2試合で5本は決めたでしょうか。2点差で負けていた第1Q、ブザー間際の外山選手の3Pで見事逆転。

 

 

とにかく選手たちは落ち着いていました。逆転されても、ファウルがかさんでも。

バスケットが楽しくてたまらない、そんな表情で全選手が全力でコートを駆けまわっていました。

連続で決まる3Pに喜んでいるのは観客だけのようで、選手たちは顔色ひとつ変えず、守りに徹していました。

逆転されてハラハラするのもやはり私たちだけのようで、コートの5人は全く動じないのです。

 

誰もルーズボールをあきらめませんでした。

仲間のミスにもファインプレイにも、同じ表情で短い言葉を交わし合っていました。

 

日本学園中学バスケ部、強いです。ご指導の賜物です。日々の努力の成果です。

保護者の皆さま、本当におめでとうございます。

そして選手の皆さん、感動をありがとう!

 

 

 

 

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