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「受験で得るもの」 熊野先生(進路指導部長・数学科)

投稿日2019/3/30

 今年度の大学入試も終わりました。卒業生のみなさん、本当にお疲れ様でした。

 毎年、卒業生による受験体験講演会を1・2年生のために開いていますが、今年も様々な工夫を凝らしながら精一杯努力した話をしてくれましたね。「今年の大学入試は大変になる」という情報を事前にあちらこちらで聞いたでしょうから、相当な気合を入れて頑張ったのだろうと思います。

 1、2年前は受験を乗り越えた先輩達の話を聞く側の立場で、その時は自分自身と先輩達の差を突き付けられていたでしょうに、受験を終えると後輩たちがとても手が届かないと感じてしまうような圧倒的な存在になるのですから、人は受験を通して本当に大きく成長するのだと思います。若い時の苦労は買ってでもせよと言いますが、本当にその通りだと感じます。

 

 新3年生は入試改革前の最後の学年のため厳しい入試になることが予想されますし、新2年生は入試改革の影響がどの程度出てくるのか不透明な部分が多くて不安でいることと思います。でも、卒業生たちのように、自分でやると決めたらやり通すという強い気持ちでしっかりと頑張ってもらいたいです。社会に出れば自分がいくら努力してもどうにもならないことにもたくさん遭遇しますが、自分が努力して切り拓くことができる受験は、それらに比べれば十分立ち向かうことのできるものだからです。

 在校生のみなさんが立派な先輩たちの後ろ姿を追いかけ、やがて追いつき、追い越すことができる日が来ることを願っています。

 

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