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職員室リレートーク

「やる気がなくても集中力がなくても大丈夫!“勉強する人”になる方法」 瀬戸先生(カウンセラー)

投稿日2019/10/22

 

 「勉強やる気になれない/集中できない。だから自分は勉強に取り組めないんだ」。そんな自分をどうにかしたいと思っている人、結構いますよね?「やる気/集中力」が、ある日突然フツフツと心の底から湧き出す奇跡の瞬間!を待つのも、一つのスタイルかもしれません。でもまぁ、いつ湧いてくるかわからないものを待っている間に、試験の本番やら宿題の締切やらが先に来る、ってのが、よくあるパターン。ではどうやって勉強に取り組む自分になるか?「やる気/集中力」なんていう不確かなものを求めるよりも、①今現在の自分の行動を分析して、②「勉強していない/集中していない」という行動を減らし、③「勉強に向かう」という行動を増やしていく、と考えてみるのはどうでしょう。

 たとえば、「明日は朝テスト→前の晩に勉強した→翌朝テストで自己最高得点を更新した→その日の夜も勉強した」という出来事が生じたとします。この場合、「自己最高得点」は、「勉強する」という行動を増やす“ごほうび(強化子)”となっています。つまり、ある行動を増やしたいと思ったら、この“ごほうび”を有効に使えばよいのです。“ごほうび”には、それを手にするとうれしいと自分が思えるものを使います。おかし、ジュースなどの食べ物、短時間の娯楽、周囲のほめことばや尊敬、おこづかい、などなど。

 …と、ここまでなら、みなさんも既にやってみたことがあるかもしれませんね。それでもうまくいかない!という人も多いのでは。それでは次のステップ。望ましい行動を増やしていくためには、「標的とする行動はできるだけ詳しく具体的に定める」「増やしたい行動はスモールステップに分解して取り組む」などのコツが重要です。いきなり「1時間集中して勉強したらオヤツ」とするのではなく、「勉強机に座ったら、ジュースひと口。テキスト開いたら、ジュースもうひと口。3分間座って3つ漢字を書いたら、ジュースさらにひと口」としたりする方が最初は効果的、ということです。さらに、②の「勉強していない/集中していない」という行動を減らすため(すなわち、望ましい行動が起きやすくするため)に、“環境を整える”ということが、ものすごく重要です。たとえば、スマホは半径10メートル以内に置かない、テレビのある部屋では勉強しない、しっかり睡眠をとって途中で眠くならないようにする、などなどを実行しましょう。

 …それでもダメですって??上記の方法は、「応用行動分析」という心理学の理論に根差したものです。自分の行動の分析者になって、冷徹に進めることが肝心ですよ!うまくいかないときは、あなたに合ったオーダーメードの作戦を一緒に考えましょう。ぜひぜひ相談室へ。

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