卒業おめでとう。ついこないだ入学してきて、あっという間に高校卒業。そんな感覚なのは、私だけでしょうか?
スポーツクラスの3年間、現役時代は休みがほとんどない中で、練習に励みましたね。継続して努力することを学んだのではないでしょうか。
怪我をして思うようにプレーが出来ない時期を経験した人もいるでしょう。でも、苦しい時期を乗り越える精神力を身に付けたことでしょう。
部活は一人ではできません。同級生の仲間・先輩・後輩・指導者や保護者の方々に感謝する気持ちを覚えたことでしょう。
上級生になり、チームをまとめる立場になった人もいるでしょう。人をまとめること
組織を引っ張ることの大変さが身に染みて分かったことでしょう。
私は君たちに入学式の時にこんなことをいいました。「自分がやってるスポーツを引退した後こそ、その人の本当の人間性が出る。そのスポーツが無くなったとしても、社会人として立派な人間になってほしい」。3年間で学んだことを活かして、今後も精進してください。
私が教師になりたての時、先輩の先生に言われた言葉があります。「通常時にいい仕事をするのは当たり前。非常時にこそ、その人の真の能力が現れる。」この言葉を、旅立つ君たちに送ります。これは杉浦重剛先生の「まさかの時に役立つ人間になれ」という言葉と通ずるものがあります。是非、まさかの時に役立てる人間を目指してください。
最後になりましたが、私はこのクラスの担任をさせてもらって、楽しい思い出も、教訓とすべき出来事も、色々経験させてもらいました。私も、これからも精進していきます。
保護者の皆様には、学校・学年・担任の方針に、ご理解とご協力をいただきまして、誠にありがとうございました。担任として至らない点も多々あったことと思いますが、クラス運営にご協力いただき、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
おめでとう。幸せになれ。