毎年、本校では高校1年生が文理選択に悩むシーズンがやって参りました。
昨年、今年とコロナ禍で学校が平常通りに授業ができないこともあって、例年より難しい選択を迫られるのかもしれません。
当然のことなのですが、文系・理系どちらを選択しても学習内容が今より易しくなるということはありません。
まず考えなければならないのは、『自分が将来どんな仕事に就きたいのか』なのですが、そのことは『自分がどんなことを学びたいのか』以外に『自分がどんなことを学ばなければならないのか』という話にもなってきます。
例えば、医師を目指したい人は絶対に理系を選択しなければなりません。弁護士を目指したい人は文系を選択するべきでしょう。
ただ、どのような選択をしても相応の努力が必要になってくるということを忘れてはいけません。
プロ野球選手になりたくて必死に努力してもその夢が叶わない人はたくさんいます。しかし、そのために必死に努力したことは働く上で役立っているはずです。
文理選択で最も大切なことは、どちらを選択したとしても最後まで諦めずに勉強をする必要があるということだと思います。なので、難しくても時間がかかっても、最後まで粘り強く勉強できる科目を基準に選択をしてもいいのではないかと思います。
みなさんが後悔のない選択をしてくれることを願っています。