新型コロナウイルスの感染・蔓延が起こってから3年目となります。しかしながら日本学園では、可能な限りの対策と生徒達の協力と努力と忍耐によって、ようやく以前のような学校生活が、一部ではありますが、戻ってきたように思います。50分授業・体育祭・修学旅行・モジュール講習・部活動などなど、まだまだ『縮小版』であったり『簡略形式』ではありますが、生徒達の明るい表情や苦しむ(?)様子を目にする時間が増えました。
そのような中、硬式野球部は実に3年ぶりの夏期合宿を行うことができました。1年生部員はもちろん2年生部員も初めての『団体宿泊』で、引率する側(監督・部長・コーチ)も不安と緊張の合宿となりました。幸いにして、合宿先では発熱・体調不良者は出ず、無事に4泊5日の行程を終了しました。
現地では、球場を2面借りての、何とも贅沢な練習が1日中できて、部員達だけでなく、監督・コーチもあっという間に真っ黒に日焼けしていました。この合宿には、先の夏大会が終了して現役を引退したばかりの3年生3名が練習の手伝いのために参加してくれました。1年生・2年生部員が合計で58名の大所帯である野球部としては、本当に助かり、感謝しています。現3年生は、1年生の時も2年生の時も合宿は行われず、とても悔しい思いをした、いわゆる『コロナ世代』です。
『この合宿で学んだこと・身につけたことを、絶対に無駄にしないように!秋大会、頑張れよ!』
3年生部員が後輩達に送った言葉が、とても重く、温かく感じました。