高校1年では学年行事として「探究」の授業の中で「1day創発」を実施する予定になっています。「1day創発」とは生徒各自がそれぞれ興味のあることを探し出し、1日使って人に会いにいったり施設を見学したりする行事です。
中間試験も終わり、本格的に「1day創発」に取り組むということで先日の探究の授業で担当の先生が「1day創発」の概要を生徒にプレゼンしました。(探究ということで担当の先生も何か新しいことをする際には授業というよりかはプレゼンになりますね!)概要の説明もあるので少し手伝ってほしいと頼まれ、クラスで生徒の様子も見ていたのですがやはり初めてのことで生徒の方も「?」が多く浮かんでいる感じです。
概要の説明が終わった後に生徒にどんな感想を持ったか聞いてみたところ「自由すぎて何をしたらいいのかよくわからないですね・・・」という反応がありました。
この「自由すぎて何をすればいいのかわからない」というのは高校生だけではなく実は大人も案外あるのではないでしょうか?
普段はいろいろな制約やルールの中で仕事をしたり趣味を楽しんでいるわけですが、これが仮にいきなり制約も何もなくなった場合、「本当にしたいこと」を定められる大人はどれくらいいるのでしょうか?今やっていることが実は以前と比べるとなんとなくだったり周りの人もやっているから・・・ということに案外なっているかもしれません。ひょっとしたら高校生くらいの時期の方が「本当にやりたいこと」に出会いやすいのかもしれませんね。
「1day創発」は始まったばかりで大半の生徒はまだやりたいことがつかめていないようですが今の時点ではそれがわかっただけでも収穫なのかもしれません。ぜひ生徒のみんなには「1day創発」を通じて将来への道筋をつけるきっかけにしてほしいと思います。