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「コロナ禍から始まるHair Donation」竹田先生(高2担任・数学科)

投稿日2022/12/20

 確か6年くらい前のことだったと思う。当時小学生だった娘達が「ヘアドネーションをしたい」と言い出した。どうやらテレビを見てヘアドネーションの取り組みについて知ったらしい。

 その時点でドネーション可能な長さであった娘達はすぐにドネーションカットに行き、娘のうち1人はその後現在に至るまで髪を伸ばし続けている。既に高校生になりドネーションの意思があるのかどうかも口にしなくなったが、40cm以上のロングヘアのドネーションが少ないことは知っているはずである。もう1人の娘は30cmのドネーションを繰り返している。

 2020年3月、高校2年生の担任を終えようとしていた私は修了式と保護者会に向けて髪を切ろうと考えていた。それを妨害したのが新型コロナウイルスである。学校は臨時休校となり保護者会も中止、そして髪を切るにも店が休業しているという状況に陥ってしまった。

 この段階で1年くらい髪を切っていなかった私は、「切れないのであればこのまま伸ばしてドネーションしてみてはどうだろうか?」という考えに至った。調べてみると15cmからドネーションは可能ということであるが、30cmのドネーションをしないとウィッグとしては使われないということだったので迷わず30cmのドネーションをしようと決めて髪を伸ばしていた。

 そして、そろそろ30cmのドネーションが可能になりそうな長さになったのだが、『40cm以上のドネーションが非常に少なくて長い髪のウィッグが作れない。』という情報を新たに得てしまった。生涯でこの1回しかドネーションすることはないであろう私は、40cmのドネーションを目指すことに変更したのだった。

そして未だに髪は長いままだ。

 学園内でも認知しやすいヤツとしてすっかり定着してしまっているが、そろそろ目標の40cmのドネーションができるはずである。早く切りたい…

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