今回のお話は読書が苦痛な中学生や高校生のために書きたいと思います。
毎年、夏休みになると「読書をしましょう」と呪文のように言われます。先生方は、いや、大人はみんな好き好んで読書をするものだと思わせるこの文言、私から言いたいことがあります。
私は読書が嫌いです。大人がみんな読書を好きだと思われては困ります。
同時にもう1つ言わなければならないことがあります。
読書は必要です。中学生や高校生のうちに文章を読むことに慣れていないと悲惨なことになります。
どちらも本音です。読書は嫌いです。だからといって、本を読まないかというとそうでもないのです。読まないというわけにもいかないのです。おそらくですが、私が教員だからというわけではないのだと思います。
現在、インターネットを経由すれば多くの情報が得られますが、文章の読解力が皆無の人はインターネットの情報を正しく得ることはできないです。さらに、大学で研究をするときにはインターネット上でも情報が十分に得られないことはよくあることです。専門的な本を読まなければ研究が進まないのです。
文章の読解力を育成するには数多くの本を読んだ方がいいです。また、本を読むことに抵抗がないように訓練しておくことは研究をする上でとても有利になります。
なお、理系においては先端研究の文献が英語で書かれているものしかないケースが多々あります。英語を読めないととても困ります。歴史学の研究をする場合、現代語訳された文献がないケースが多々あります。古典を読めないととても困ります。どの科目も真面目に勉強しておいて損はないです。
日々、読書にも学習にも全力で励みましょう。