この夏休みを皆さんはどう過ごしましたか。
インターハイに出場したバレー部、トライアスロン部の生徒だけでなく、各部活動の合宿で日常を離れ、普段できない体験をした生徒も多くいると思います。また、中学の創発学行事で、海に、田んぼに、畑に出かけていって、人よりも一汗多く働き、貴重な体験をした生徒もいるでしょう。
これらの「体験」は、次第に自分の中で消化されて血肉となり、「経験」として皆さんの力として結晶化していくはずです。この夏休みならではの貴重な「経験」は、じわじわと皆さんの「非認知能力」をきっと伸ばしてくれると私は信じています。
先を見通す力や粘り強さ、優しさ、美を愛でる気持ちや自然に親しむ感性などは、数値化できない能力ですが、こういった力が、最終的には自分を信じる気持ちや自分を客観的に見つめる力、次に進むべき方向へと動かしていく力になってきます。
夏休みの宿題を机上で一生懸命に取り組むことは言うまでもなく大事です。本日、夏休みのまとめテストが各学年で実施されたと思います。これから模擬試験も実施されます。「基礎学力」は、しっかり積み上げて2学期以降の授業につなげていきたいところです。
2学期を前に、皆さんは自分に何を期待していますか?
この夏育まれた力をこの2学期、さらに伸ばすために、まずは自分に大いに期待し、考えるだけでなく、すぐに行動に移して、自己創造に着手していこう。