中学課程終了まであと半年をきりました。これまで日本学園で数多くの行事に参加してきましたが、総決算となる研究論文が残っています。この行事を無事に乗り越え、オーストラリア研修を充実した期間にしてもらいたいと担任として考えています。
これまでの行事への取り組みは、中学男児あるあるかもしれませんが、お決まりの台詞「何の意味があるんですか?」、「やめましょうよ。」から始まる消極的なものです。しかし、エンジンが温まると急に速度を上げられる学年です。発表は1月下旬ですが、形が見えてきた生徒が増えてきて、興味深い内容の生徒もいます。共に頑張り良いものにしましょう。
上記の彼らに対する回答として、もちろん行事毎に狙いがありますが、そこにどんな意味があるかと聞かれれば、「今後生活する上で役に立つ力が付く。」と応えます。それは個々人が本気で取り組み、得るものは、無限にあると思っているからです。そういったものは、試験では測れないもので、ましてや目に見えない貴重なものです。ひいてはみんなの内面を形成していくものだと思います。
行事に取り組んでいる最中に、自分に新しくどのような力が付くのかは、誰にも分かりません。この研究論文は、作成した論文をまとめ、それを下級生の前で発表し、質問までされます。中学3年生にとっては早く過ぎ去ってほしい行事だとは思いますが、もがき、これを乗り越え、新たな自分と出会い、悲喜こもごものオーストラリアへ行きましょう。きっとオーストラリアをより一層楽しむことができるのはないかと考えます。