10月27日(金)にマラソン大会が行われました。二子新地近くの駐車場をスタートし、多摩川の河川敷を中学生が6km、高校生が10km走りました。高1学年は204名が出場し、全員が完走しました。
事前の体育の時間に1500m走などをし、少し準備をして臨んだものの、マラソン大会の翌日の朝、登校するなり「疲れがとれない。」「足が痛い。」などと訴える生徒がいました。
毎週月曜日、朝テスト各クラスの点数を1週間分集計し、一覧にまとめて教室に掲示しています。一覧には、学年主任からコメントを一言記入しています。マラソン大会の翌週の一覧には、「事前にトレーニングをしておけば、10kmを楽しく走れます。事前に学習をしておけば、朝テストを楽しく解けます。」とコメントを記入しました。
5年ほど前に、私も同じコースを走りました。54分かかりました。今走れば、60分以上かかると思います。これは年をたったせいではない。日ごろの運動不足によるものです。私は山岳部の顧問をしています。
以前、新入部員の中学1年生たちと、丹沢大山へ登りました。新入部員たちはかなりばてました。それから、週に3日ランニング、スクワットなどの筋トレをし、月に1回登山へ行きました。月日がたち、あの新入部員たちが高校生になりました。そして、一緒に富士山に登りました。彼らは、ピュッと富士山のお鉢に登り詰め、タタタタタッとお鉢を2周駆け抜けました。
トレーニングを続けることがいかに大切な事なのか、そして、伸び盛りの中学生・高校生にはいかに大きな効果をもたらすのかを実感しました。この様な取り組み、体験を学習でも積んで欲しいのです。
今、模擬試験や中間試験の結果を集計し、学年通信にまとめているところです。授業中に「部活動に毎日練習に励んでいると、だんだん体力も技術も身に着くのだから、学習でも同じ様にやってごらん。」と言い聞かせると、「それとこれは別。」といった答えが返ってきます。「君たちは、顧問の先生に『今日の練習はこれで終わり。』と言われると、『もっとやりましょう。』とか言っているんだろ。授業も同じ様に積極的に参加しましょう。」と言い聞かせると、「絶対、言わない。」とか発言する生徒もいます。
実際、生徒たちの様子を見ていると、自主トレーニングもやっているし、定期試験の日には、早朝に登校し、教室で試験直前の最後の総点検をしています。少しずつですが、成長しているようです。