先日の成人の日。成人式の会場となるホールのすぐ近くに住んでいるため、家の近くはたくさんの綺麗な着物姿や真新しいスーツ姿の若者で溢れていました。新年早々、辛く心配なニュースが続いており暗い気持ちになっていましたが、これから社会に出ていく溌剌とした若者の姿はなんとも清々しく明るい気持ちになれました。
そんな彼らを見てふと、今年で教員20年目が終わるってことは。。。この若者たちが生まれた時にはもう教員だったのだと思い、時の流れの早さに驚くと同時に、もう随分長いことこの仕事をしているのだなぁとしみじみ感じてしまいました。
若手の頃は、20年目の先生なんてなんだか遠い存在だったし、生徒の時は頼もしさはあるものの質問に行きにくかったり、なんだか近寄りがたい雰囲気だったりしてなんだか距離を感じていたように思います。
さて、現在の自分はどんな存在なのだろう・・・と新年早々いろいろと考えを巡らせています。
20年経っても、毎年生徒は変わり、教育も変わっていくので退屈になることは一切なく、むしろ変化についていくのに必死の日々です。今年は教員生活で初めて中学1年生の授業を担当し、元気な1年生と日々奮闘中です。毎回新しい発見があり、毎日悩んでばかり。20年もすれば悩みもなくなり、楽しさだけが残るのかな?なんて思っていましたが、若手の頃には気が付かなかったことにも気がつくようになりどんどん悩みが増え、白髪の増える日々です。
いつまで経っても一人前になれた気がしませんが、教員としては成人なのかな。大人の先生として若者に負けず、溌剌として日々精一杯頑張っていきたいなと思う今日この頃です。