この時期、日本学園の正面玄関を見ると、ピンク色の小さな花々が満開となって彩を添えています。本校の営繕担当の方々が面倒を見て下さっているサクラソウです。サクラソウの小さな花々は一見すると全て同じに見えますが、よく見ると色合いや花弁の形が微妙に違います。一つひとつの花の違いを見ていると生徒たちの個性と同じような気がしてなりません。
卒業していく三年生たちは、パッと見た感じは18歳の普通の男子達ですが、一人ひとりの見た目や性格、進路先は皆違います。これからサクラソウが種をつけていくように、卒業していく生徒たちは、自分なりに各所で大きく人生という花を開き、未来への種を残すことでしょう。
入学時は、まだコロナ禍で十分に学校行事などを取り組むことができなかった学年です。そのような中でも彼らはいつも笑顔を絶やさずにいました。笑顔満開で皆が卒業できることを心より嬉しく思います。
これからも日々、感謝の気持ちを忘れずに、体と心を大切にして、根をはるべきところでしっかり踏ん張りながら納得できる人生を歩んで下さい。
ご卒業おめでとうございます。