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職員室リレートーク

「メモのすすめ」小川先生(中1担任・国語科)

投稿日2024/9/13

 夏休みが終わり、新学期も二週間が過ぎましたが充実した毎日を過ごしていますか。
もしやらなければいけないことに追われていたり、夏の疲れが出てきて心身の動きが悪いと感じていたりしているなら、メモを取ることをお勧めします。

 まず一冊のメモ帳を用意します。好きな大きさで構わないのですが、大きすぎても小さすぎてもいけません。自分の気持ちが乗るような大きさやデザインのものを選んでください。
 そしてそのメモ帳に何もかも書くことが原則です。授業で出された課題、友人との約束、練習試合の集合時間、検索したい言葉、母親に頼まれた帰りに買って帰らなければいけない洗剤の種類など、とにかく全てを記入するのが基本です。

 このようにすることで「あの件、どこにメモしたっけ?」ということや、「あれ?何かしようと思っていたのに、さっきまで覚えていたのに。」というような時間の無駄遣いを防ぐことができます。そして妙に頭がすっきりとして、たくさんのことをやり遂げている自分に気がつくはずです。メモを取るなんて些細なことに思われるかもしれませんが、一度やってみると劇的な効果に驚くはずです。

 それ以外にも以下のような良い効果があります。

 

  • あなたがメモを取ることで、周囲の人が安心します。
    その場でメモを取るあなたの姿を見ることで、周囲の人たちはあなたが指示されたことを大切に思っていると感じ、あなたを信頼するようになります。
  • 忘れることで、生産性が上がります。
    アイデアを生み出したり、学習時に新しいことを覚えたりするためには、常に頭の中にスペースを空けておかなければなりません。そのために、覚えておかなければならないことを書き出すことによって頭の外に出すことはとても大切なのです。
  • メモを取ることで、必要なことや疑問を思いつくことができる。
    例えば課題をメモすることで、提出期限やかかる時間、確認しなければならないことなどがその場で思いつきます。また、いくつかのメモに優先順位をつけて、効率的に行動することができるようになります。これらはおそらく書くことでその物事を客観的に見ることができるようになるということで生じる嬉しい効果です。

 

 メモを取ること自体はそれほど時間のかかるものではなく、誰でも簡単に始められるものですが上記のような効果を確実に必ず感じることができると思います。

 ぜひ、メモで情報の一元管理を始めてみませんか。

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