1月29日(日)に、成城高校にて新人大会(決勝大会)が行われた。先日行われた新人戦でベスト32に入っているチームと、全日本選手権決定戦に出場していた上位4チームでトーナメント戦を行い、新チームとしての実質の順位を決める大会である。また、次年度の関東大会予選のシード権もかかっていて、見方によっては関東大会出場に関わる重要な大会である。
試合結果
ベスト20賭け 対 松が谷高校 25−9,25−3
ベスト12賭け 対 成城高校 28−26,25−20
ベスト8賭け 対 城北高校 19−25,25−17,16−25
1試合目は松が谷高校と対戦した。2セットともサーブポイントなどで適宜得点を重ね、相手に付入る隙を与えず勝つことができた。
2試合目は成城高校と対戦した。高さと勢いのあるチームなので、序盤の入り方が試合展開を大きく左右するであろうと思われた。
1セット目、序盤は拮抗した展開であったが、中々勢いに乗ることができず、案の定4−4から5連続失点で4−9となったところで早くも1回目のタイムアウトを取った。それを機にブロックポイントなどで若干挽回するも、劣勢であることは変わらなかった。流れが掴めないまま13−18となったところで2回目のタイムアウトを取った。少しずつ落ちつきを取り戻し、17−18まで迫ったが相手も崩れず18−22まで点差が開いた。終盤でどこまで粘れるかがポイントであったが、4連続得点でやっと22−22で追いついた。その後はサイドアウトの連続で我慢のバレーが続いたが、最後は辛くも粘り勝ちセットを取ることができた。
2セット目、一気に勢いに乗って行きたいところであった。スタートこそ良かったものの6−1から4連続失点で追い詰められ、7−7で追いつかれた。中盤は若干のリードをキープしながらも抜け出せず、逆に14−15と逆転されてしまい1回目のタイムアウトを取った。その後拮抗した展開が続いたが、ブロックポイントなどを機に4連続得点をあげるなどして徐々に引き離し、最後はサーブポイントで勝つことができた。
3試合目は城北高校とベスト8を賭けて対戦した。ここで勝利したチームが来週の2日目にコマを進めることができる。高さとパワーと勢いを兼ね備えたチームで、本校としてはディフェンス力で勝機を掴み取る展開に持ち込みたかった。
1セット目、いきなりそのディフェンスが崩れてしまい4連続失点で1−4となったところで早くも1回目のタイムアウト。その後2−6から4連続得点で6−6と追いついた。仕切りなおしていきたいところであったが、肝心のディフェンスが乱れ、本校のバレーの形にならず、また徐々に点差が開いてしまった。10−15となったところで2回目のタイムアウトを取ったが、相手の勢いにも押され14−20まで引き離されてしまった。終盤粘りを見せるが、追いつくまでには至らなかった。
2セット目、気持ちを切り替えて挑んだ。序盤は6−2とまずまずのスタートが切れたが、相手も引き離されまいと粘りをみせ6−5となった。慌てず点数を重ねることに注力し、良い場面でサーブポイントが決まるなど、徐々に本校に流れが傾いた。15−8と引き離し、一気に決着をつけたかったが、相手に流れが傾くと連続失点が絡み、あっという間に16−15まで追いつかれた。しかし、クイック攻撃からの得点などで本校に良いリズムができると、そこから一気に突っ走りセットを取ることができた。
3セット目、お互い疲労が見られ追い込まれた状況で、いかに良いパフォーマンスができるかが勝利を掴む鍵となる。結果的に、雰囲気にムラガあるチームは付入る隙を相手に与えてしまう。色々な意味で薄っぺらさが露呈し、ほぼワンサイドで負けてしまった。
この大会を迎えるにあたって、劣勢になったときの雰囲気の悪さなど不安材料は多々あった。まずはこの結果をしっかりと受け入れて、今のチームに足りないものを認識するところから始めなければならない。この大会でベスト8をキープすることはできなかったが、これで全てが終わったわけではない。今一度、勝負どころでのワンプレーの重要さや勝ちにこだわる姿勢を追求すべく日々練習し、心身ともにレベルアップを図り次の大会に備えたいと思う。