2023年5月2日(火)
海老名駅…ロマンスカーミュージアム・見学…海老名駅・解散
相模鉄道を散策した後、海老名駅からロマンスカーミュージアムを見学しました。
小田急電鉄ヒストリーシアター。小田急線開業当時の車両である「モハ1」が停車するプラットフォームで、小田急電鉄とロマンスカーの軌跡をたどる映像が観られます。
モハ1は、小田急電鉄の前身である小田原急行鉄道が1927年に開業したときに運行を開始した小田急線で最初の車両です。戦中・戦後にかけて1960年まで小田急線で30年以上運用されました。後に他社へ譲渡されましたが、熊本電気鉄道で廃車となった車両を譲り受け、1983年に開業当時の状態に復元されました。
NSE(New Super Express3100形)車両。1963年に登場した小田急電鉄で初めて展望席と2階の運転席を導入した車両です。私が子供の頃、小田急電といえば3100形と走行時に発する3100形のオルゴール音でした。そして家族旅行といえば、小田急電鉄の3100形特急「はこね」に乗って箱根温泉でした。1999年まで運用されました。先頭車2両と中間車1両が展示されています。
LSE(Luxury Super Express7000形)車両。1980年に投入されました。直線的でスピード感のあるフォルムが特徴の車両で、2018年まで運用されました。先頭車1両が展示されています。
SE(Super Express3000形)車両です。1957年に投入されました。高性能特急専用車両として、当時の狭軌鉄道世界最高速度145km/hを記録しました。先頭車2両と中間車1両が展示されています。先頭車のうち1両は、1968年以降に国鉄時代の御殿場線への乗り入れのために改造された車両です。1992年まで運行されました。
HiSE(展望席を除く全ての客室を高床化した車両10000形)。1987年に投入されました。眺望が良い大きな窓とハイデッカー構造が特徴の車両です。2012年まで運行されました。先頭車1両が展示されています。マンスカーの特徴のひとつである連接台車も見学できます。
1949年頃に新宿の映画館「新宿武蔵野館」を復旧改装した時、恋人同士の映画鑑賞を企図して2人掛けの座席を館内2階に設営したところ「ロマンスシート」としてマスメディアに取り上げられました。その頃に運行を開始した小田急電鉄の特急車両が2人掛けの対面座席だったことから「ロマンスカー」と呼ばれるようになったそうです。
RSE(Resort Super Express20000形)。1991年にJR御殿場線への乗り入れのために製造された車両です。小田急線で初めて2階建て構造の客席が導入されました。2012年まで運行しました。先頭車1両と中間車1両が展示されています。
2階には、新宿から小田原・箱根までの小田急電鉄沿線を再現した鉄道ジオラマがあります。レイアウトには、10車種のロマンスカーと5車種の通勤車両が走ります。ジオラマ内を走る模型車両、ロマンスカー・GSE(Graceful Super Express70000形)と江ノ電(500形)を運転できるジオラマ運転体験コーナーがありました。部員たちが早速運転をしていました。鉄道関連の展示施設にて鉄道模型の運転コーナーや運転シミュレータがあると、鉄研部員たちはひたすら運転をし続けます。
最後に、ミュージアムショップで小田急電鉄関連のグッズを買いました。海老名駅前で、今回の散策のレポート課題の分担を確認し解散しました。今日の鉄研部活動の全員共通の課題レポートは、「新横浜線の開通がもたらす、東急電鉄・相模鉄道にとっての利点と不利になった点について、あなたの考えを記述せよ。」です。部員たちは、今日一日楽しく過ごしました。