昨日行われました、第99回 全国高校野球選手権 西東京大会・準々決勝のvs早稲田実業学校は、1−5で敗退いたしました。
猛暑の中、平日にも関わらず、OB・保護者・先生方などたくさんの皆様のご来場・ご声援、誠にありがとうございました。
特に、全校応援を実施し、ご来場下さった在校生・教職員の皆様の大きな声援は、全国的な注目を集める早稲田実業戦の大観衆の中の試合では、心強い後押しとなり、悔いのないプレーをすることができました。心より御礼申し上げます。
日本学園:001 000 000・・・1
早稲田実:202 000 01X・・・5
投手−捕手:小橋川・中島−高木
1万人を超える観衆で緊張したのか、初回に失策で2失点しますが、3回表にはこの試合初安打で出塁した高木を1番・宮川がタイムリー安打で返し1点差に詰め寄ります。しかし、まだ気負いがあったのか、直後の3回裏にこれも守備の乱れから2失点を喫します。
その後は、主戦・小橋川の力投や一塁・宮川、捕手・高木などの好守で得点を与えず、反撃のチャンスをうかがいますが、どうしても『あと1本』を放つことができません。7回からは、春季大会で好投した2年生投手・中島に継投しますが、8回裏には無安打で1点を奪われてしまいました。
結局、早実の雪山投手を攻略できず、無念のゲームセットとなりました。
皆様のご声援に『勝利』という形でお応えすることができず、大変申し訳なく思いますが、全国レベルの強豪『早実』に真っ向勝負を挑み、力の限り戦うことができましたのは、皆様の熱いご声援があったからでした。本当にありがとうございました。
この試合をもちまして、3年生部員20名は現役を引退いたします。
最後の夏大会では全員がメンバーに入ることはできませんでしたが、秋季大会・春季大会を通すと、全員がベンチ入りを果たしており、チームの『大事な戦力』となってくれました。このようなことはとても珍しく、充実した世代だったと思います。
そして、硬式野球部の最上級生として『いいチーム』を作ってくれました。下級生達が進んで練習をサポートし、本気で応援し、笑顔で先輩達の自慢話をしていました。部長になって10年以上が経ちますが、こんなにも後輩達に慕われた『3年の先輩達』は初めてでした。
そしてそして、何より!
27年ぶりの秋季東京都大会・本選出場!
30年ぶりの夏のシード権獲得![春季東京都大会ベスト16]
33年ぶりの夏大会ベスト8・準々決勝進出!
特に、夏大会のベスト8進出は、創部以来107年もの中で、歴代3位の成績となりました。
実は、3年生部員の中で昨年の夏大会でレギュラー選手だったのは溝口君1名だけで、ベンチ入りしたのもわずか4名のみ。主将・大塚光希も四番・井上丈伊もメンバーにすら入っておらず、決して『期待の新人達』でも『噂の最強世代』でもありませんでした。しかしながら、昨年の8月に就任した高椅新監督とともにゼロからスタートし、これまでとは一変した『新生・日学野球部』のもとに結束し、歯を食いしばって厳しい練習に耐え、後輩達には温かく接し、『最高のチーム』を作り上げてくれました。
『新たな歴史を作った世代』として、堂々と胸を張って引退して欲しいと思います。
本当にお疲れ様でした。
そして、昨年の8月以来、硬式野球部を全力でサポートし、万全の態勢で各大会に挑ませて下さいました『硬式野球部父母会』の皆様に心より御礼申し上げます。
最後に、昨年の8月の急な監督交代にも動じることなく、高橋裕輔監督の新体制で一致団結して下さった、3年生部員の保護者の皆様、そして父母会長様には、感謝の気持ちでいっぱいでございます。本当にありがとうございました。
今後とも、日本学園硬式野球部を宜しく願いいたします。