6月18日にインターハイ予選のベスト8をかけた試合が行われました。
相手は八王子学園です。
八王子は、留学生を率いて、インターハイ優勝経験もある伝統校です。
日本学園にとって、インターハイ予選のトーナメント大一番の試合となりました。
試合は序盤、お互いにシュートが決まらず、均衡した状態が続きます。
先手をとったのは八王子でした。
対する日本学園は緊張のせいか、動きが散漫になり、シュートはリングに嫌われてしまいます。
第1Pは3−13とロースコアな入りとなります。
第2Pに入り、オフェンスの修正をはかり、得点が入るものの、第1Pの点差が響きます。
前半を14−29で折り返します。
後半に入り、ディフェンスをマンツーマンからゾーンへとスイッチします。これが上手くはまり、開きかけた点差を巻き返します。
第3Pを34−46で終えます。
そして勝負は第4Pへと移ります。
なかなか点差が縮まらないなか、動きが出たのは残り6分からです。
オールコートの仕掛けから相手のミスを誘うと、遂に日本学園の反撃がスタートします。
キャプテンの連続3Pシュートから一気に流れを呼び込むと、10点差がじわじわと縮まっていき、残り時間、約2分のところで遂に追いつきます。58−58と試合を振り出しに戻します。
たまらず八王寺はタイムアウトをとりますが、日本学園の勢いは止まりません。
残り1分30秒を切ったところでまたしても、キャプテンの3Pが決まり61−58と試合をひっくり返しました。
しかし、八王子もさすがです。
残り1分を残すところで相手のインサイドのゴール下が決まり61−60となります。
そこからは、相手がファールをし、日本学園のフリースローとなります。
残り40秒を切るころには62−60とどちらに軍配が上がってもおかしくない状況になります。
しかし、勝利の女神は気まぐれでした…
残り25秒、激しい攻防の中、八王子の3Pシュートがリングを通過します。
残り25秒で62−63再びリードを許してしまいます。
すかさず日本学園はタイムアウトです。
万事休すかと思うところでしたが、まだだ!と選手の声がベンチに響きます。
しかし、サイドのスローインからスタートしますが、相手の気迫のこもったディフェンスを前に、最後のシュートまであと一歩届きませんでした。
最後はファールゲームで試合を止めますが、時間は刻一刻と過ぎていきます。
そして、辛くも試合終了のブザーが会場に響き渡ります。
最終スコア62−66とまさかの敗戦となります。
新人戦から関東予選と順位をあげてきたものの、最後の最後であと一歩、力及ばずの敗戦となりました。
ベスト8になることができなかったため、3年生はこれで引退となります。
こういった試合を経験するたびに勝つことの難しさを改めて痛感します。
しかし残念ながら結果は結果です。
この敗戦を無駄にしないためにも次の代には、今年以上に良いチームを目指してほしいと思います。
今回の敗戦により、今年の3年生はこれで引退となりますが、日本学園バスケ部は今後も続いていきます。
来年こそは今年果たせなかったインターハイ出場と、東京都1位を成しえるためにもまた0から作っていきたいと思います。
また、今回応援してくださったOBならびに保護者の方々にはこの場を借りて深く御礼申し上げます。
ありがとうございました。
今後とも日本学園バスケットボール部をよろしくお願いします。