2024年11月3日(日)
高尾駅-(中央本線)-塩山駅-(タクシー)大平高原・乾徳登山口(1330m)…(78分)…扇平…(11分)…髭剃岩…(10分)…雷岩…(10分)…鳳岩…(5分)…乾徳山(2031m)…(10分)…水のタル…(84分)…国師原高原ヒュッテ…(6分)…錦晶水…(35分)…銀晶水…(25分)…徳和・乾登山口-(山梨交通バス)…塩山駅-(中央本線)-高尾駅・解散
本日の山岳部の活動は、月例山行、山梨県乾徳山で岩場での登山を体験しました。朝7時、高尾駅に集合し、中央本線に乗って、塩山駅へ行きました。
塩山駅からタクシーに乗り、大平高原、乾徳山登山口からアプローチしました。2台のタクシーに乗り、大平高原を目指す予定でしたが、塩山駅前で2台目のタクシーが来るのに40分ほど待ちました。大平高原、乾徳登山口で、1台目に乗ったグループと落ち合い、扇平を目指しました。
最初少し急なジグザグの坂が続きましたが、直ぐに緩やかな尾根道になりました。大平高原が1330mの高さにあるので、直ぐに扇平に着きました。扇平から乾徳山の頂上まで、岩場道になります。落石もあり得るので、全員ヘルメットをかぶりました。
最初の髭剃岩は、大きな岩に挟まれる様なルートや、大きな岩の側面を伝う様なルートでした。この辺から緊張し始めました。
次の雷岩は、手足をかけられる筋が沢山あり、鎖も繋がっているものの、垂直な登りだったので、部員達は相当慎重に登りました。
乾徳頂上直前の鳳岩は、高さ20mの岩場です。一瞬「およっ」とたじろぎますが、鎖も繋がっていて、大きな岩には裂け目が何本か入っているので、そこに足をかけると登ることが出来ます。
高い岩場なので、鳳岩の途中に顧問のたー先生が張り付き、部員達の登りをフォローしました。
もう一人の顧問のもー先生が、中2部員のザックを持って登りました。全員、無事に鳳岩を登り切り、乾徳山の山頂に着きました。一休みし、昼食を食べました。
晴天あらば富士山も眺められるのですが、本日はガスが掛かっていました。下りは、水のタルから国師原を目指しました。乾徳山頂から水のタルまで尾根上の岩場が続き、ここの通過も結構時間をかけました。
水のタルから国師原までは、乾徳山南斜面の下りですが、岩がごつごつしていて、昨日の雨で濡れていて、大きい岩に乗ると凄く滑りました。国師原の高原ヒュッテはトイレも備わった立派な避難小屋になっていました。国師原には沢山のテントが張られていました。
国師原で時間を確認し、15時30分のバスを目指しました。部員達が精一杯歩いたので、15時過ぎのバスに間に合いました。バスが西沢渓谷からのお客さんを乗せて2台で来ました。乗り切れないくらいの混雑でしたが、運転手さんが上手く対応して下さり、全員揃ってバスに乗れました。塩山駅でお土産を買い、タクシーの会計を済ませ、電車に乗って帰りました。今日の岩場での登り、下りの体験は、部員達にとっては緊張しましたが、良い経験になったようです。
中2D組 ふーた
今回の登山では乾徳山という山へ登山をしに行きました。僕たちの部活では月に一度登山に行くのですが、これまで行った山の中でおそらく1番か2番目にくるほど険しい山でした。というのも乾徳山は始めの方は順調に行けたのですが上に登っていくにつれ、岩場が多くなり計4つの鎖場を通り頂上へと登りました。ちなみに鎖場というのは岩を登るために設置された鎖のことです。僕はこの鎖場に大変苦戦しました。登り方がわからないものもあれば高い所に鎖場があり、足がすくんででおもうように動けなかったりしました。特に最後の鎖場が個人的には最難関でした。ある程度の高さまで行くことができればあとはバランスが取れてスルスルと登れるのですが、そこまで行くのに時間がかかりました。下を見たら崖だったので生きてきた中で一番怖かったと思います。最後の鎖場は時間はかかりましたが登ることはできました。登った後周りを見渡してみると、ものすごい絶景が広がっていました。快晴だったので頂上からは他の山が見えました。少し経つと雲に隠れてしまいましたが、快晴の時に行けて良かったです。また、新たな課題も見つけることができました。一つ目の課題は岩登りです。先ほども言いましたが鎖場で時間をかけてしまったので岩を登るコースをあらかじめたてておきイメージ通りの岩登りができるようにボルダリングなどで練習して次、また岩登りの機会があればスムーズに岩を登れるようにしたいです。二つ目の課題は体力の配分です。僕は始めの方や上り坂ばかりのところだとすぐに体力に限界が来てしまうことが今回の登山でわかったので坂を登る練習やもっと体力をつける練習などをしてすぐに体力が切れないような体になりたいと思っています。三つ目の課題は下山の仕方です。僕は自分で言うのもアレですが割と下山は得意な方だ。と思っていました。ですが今回の登山の下山の最中にて浮石や一枚岩に餌食になり、危険な場面がたくさんありました。なので慎重にこの岩は乗ってもいいものなのか、この岩は滑りやすいのかなどを判別して安全に下山を行おうと思いました。以上の課題は今後の登山にも使えるので今回失敗したところも踏まえて次回の登山では自分が完璧だと思えるような登山をしたいと思います。
高1A組 ダイ
今回私たちは山梨県の乾徳山に登ってきました。
今回はいつもより早く、四時におき下高井戸駅まで自転車で行った後、電車で高尾駅まで向かい、そこからさらに別の電車に乗り換えて塩山駅まで行きました。
今回のルートは、大平から月見岩を通って、乾徳山 山頂に着き、水のタルを通って下山しました。
今回の登山はハプニングから始まってしまいました。
予定では、私たちは塩山駅から大原までタクシーで行く予定でしたが、予想以上に塩山駅にタクシーが回って来ず、はじめのタクシーに4人を乗せた後、私は30分遅れて別のタクシーに乗り、少し遅れて合流しました。
乾徳山は、今まで私が登った山よりもずっときびしい山で、今まで登ったどの山よりも足を引っ張ってしまうことが多かったです。
まず今まで登った山とは違うなと思ったのは、道が今まで登った山よりも整備されてなかった所です。今まで登った山たちは、人が踏みしめたところがあったり、床に木の板がはってあったり、どこが道か分かりやすかったですが、乾徳山は人が踏みしめたあとはあっても木の板や階段はしかれておらず、木の枝や幹に縛ってあるピンクの目印を見つける必要がありました。 私はまだ山に登って1年持っっていなかったので先頭には立ちませんでしたが、先輩たちが間違えてるのを見て、2、3年後の自分が本当にできるのか と思いました。
次に難しかったのは岩場です。
その日、私は山に登って初めて本格的な鎖場に登りました。
その日は少し雲がかかっていて、少しひらけた鎖場についても山や綺麗な景色は見れませんでしたが、何も見えなくても落ちたら死にそうということが伝わってきました。
その鎖場をこえると、最後の山場につきました。
最後の鎖場は、一見すると足をかけるところが無く、これを書いてる部屋の天井よりもずっと高く、今までかかっていた雲の上に来たのか、青い空とその奥の山が見えてしまいました。
全員がその鎖場を見上げていると、顧問の先生が私がぼーっとしている間に上に行き、「岩の間に足をねじ込むと登れる」とアドバイスをくれました。
その鎖場を越えると山頂に着き、そこから雲のかかった景色が見れました。
高2C組 ユーゴ
今回の登山は、今まで以上に苦労しました。まず、大平牧場までタクシーで登りましたが、残りメンバーが乗るための二台目のタクシーがなかなか出れずに40分遅れてしまいました。最初から予想外のことが起き、少し不安でした。この山にはクマが出るらしく、いつ現れるかもしれないと思うと、怖かったです。登りは上がるのに手を使わなければならないほど、傾斜がとても急できつかったです。牧場に着いた時は寒かったので、上着を着用しましたが、半袖でもいけるほど暑くなりました。しばらく登っていくと尾根に出て、少し楽になりペースも上がっていきましたが、雨上がりだったので、あまり速すぎると滑らせてしまうので、ペースをよく考えて進みました。上の方は岩場が多かったので、ヘルメットを着用し、鎖や岩の窪みなどにつかまりながら登っていくところもありました。中には、去年登ったロッククライミングの岩場ぐらい高い岩場もあり、その時は手足をどこに掛けるかが難しく、落ちそうで怖かったですが、ロッククライミングやボルダリングの経験を活かし、なんとかコツをつかみ、登り切れました。山頂の様子は今まで登った山とは違い、ほとんど岩場で座れそうな場所がほとんどなかったです。その眺めも今までと違う景色でした。2000M以上もあるため、雲が立体感があり、空も広く、周りの山がよく見えて、素晴らしい景色でした。着いた時の感動はとてもすごかったです。下山をする時、「ここまできたらあとは下りればいいだけでもう楽勝」と思っていましたが、下山道は浮石や岩が多く、さらに雨上がりや沢が多くすべりやすくなっていたためとても歩きづらかったです。それから下山道がわかりにくかったですが、通った痕跡を見て、下山道を見つけました。思ったよりも下山が遅くなり、バスの時刻が迫ってきてたため、途中からペースを上げて進みました。ただでさえ疲れているのに、急ぐ必要があり、歩きにくい道だったため大変でした。なんとかバスに間一髪で間に合いましたが、紅葉を見にきた人でいっぱいでした。正直、登りよりも、下りの方が大変でした。とにかく今までとは違うような登山だったため、とても良い経験になりました。