激戦地となった嘉数高地で、上陸した米軍を迎え撃ったトーチカ。72年前、このコンクリートの塊の中に身を潜め、ただひたすら、歩み寄る米兵を待ち続け、銃を握りしめていた日本兵がいたわけで、その面持ちを想像し、コンクリートに今も残る、おびただしい数の銃痕に、言葉を無くす。 もう一枚の写真は嘉数の平和を祈って作られたシーサー。