「1月 パート2」
こちらに来てからというもの、二歳から七十歳越えまで たくさんの人々と会話をしました。その中で得た特に大事だと思う事柄を三つまとめてみようと思います。
まず一つは 笑顔の大切さです。
こちらでの生活はわからないことだらけなので、尋ねたり 頼んだりする場面が多々あります。そのなかで ただ英文を組み立てて話すだけではなく、ニコリと微笑みながら話すことが大切だと感じています。たとえ異分子であったとしても、敵対されないようにするというのは大切なことではないでしょうか。
二つ目に質問に対する返答の速さです。
「はい」や「いいえ」で回答できる質問ならよいのですが、返答の内容を考えないといけない質問をされた場合 返すまでにどうしても時間がかかってしまいます。
例えば、その日初めて会った時 ほとんどの人が「How are you?」という切り出しで会話を始めます。返答が返ってこなかったとしても構わずに会話を始めるので 常套句のようなものだとは思うのですが、そこで自分の状態を素早く伝えられるか否かで会話のテンポが変わってきます。
最後に 単語力と知識量です。文法に気を付けて会話を聞き取ったり 文字を読んだりするのですが、知らない単語が出てきた時点でその作業は途切れてしまいます。
分からないのなら調べるなり 教えてもらうなりすればいいのですけれども、情報量があまりにも多く、逐一それを行うのには無理があります。
その結果 会話がかみ合わなくなります、、、。究極には 単語だけでも意思の疎通はできるわけですし、会得している単語の数が英語の習熟度に直結しているのではとすら思います。それから 知識量も大切だと感じました。
日本に行ったことがあるという人が多く、共通の話題で話そうと日本のことについて尋ねられます。
幸いにも「Where are you from ?」と聞かれたら「Tokyo!」と答えて通じなかったことはありませんし、日本の伝承についても、偏ったものではありますが、多少の知識はあります。
それでも 鵜飼について話してくれているのを理解するのに五分かかった時や、トランプ政権やジェンダーについての話題についていけなかったときなど、自分の知識のなさを痛感しました。
嬉しいこと、大変なこと、驚きの連続で疲れはしますが、「違いを楽しめばいい」を胸に 残り二か月を楽しもうと思います。
あと,英語音声のNHK WORLD にはホストファミリーとの話題として助けられてます。