7月20日・21日に行われました、選手権・西東京大会・第5回戦のvs早稲田実業高校は、1−6で敗退いたしました。
日本学園:000 001 000・・・1
早稲田実:004 001 10X・・・6
投手:吉田ー新井ー古川
捕手:田中
これまで、苦しみながらもチーム一丸となり難敵を退け、いよいよ早稲田実業との一戦を迎えました。
全国区の知名度を誇る『早実』とは、昨年の夏大会でも戦い、苦杯をなめさせられており、雪辱を期しての対戦となりました。
1回表、先頭打者の新村が初球をたたきセンター前ヒットで出塁します。その後も敵失などで走者を進め、一死・二三塁としますが後続を断たれ無得点で終わります。しかしながら、早実を相手に初回から得点の好機をつくったことで『いける!』という雰囲気で守備につくことができました。
先発の吉田は昨年の対戦でも登板し、無失点に抑える好投をみせたこともあり、自信をもっての指名登板でした。その期待に応え、初回・2回をゼロに抑えるも、3回に連打を浴び4点を献上します。しかし、守備陣の頑張りもあり、その後を受けた新井が4回・5回の早実打線を抑え込み、味方の反撃を待ちます。今大会・初先発の吉田と新井の継投で早実の強力打線を相手に5イニング中4イニングを『ゼロ』に抑えたことは、チームを大いに奮い立たせました。その、吉田ー新井の力投に応えるように、二死から主将・田中、そして今大会絶好調の五番・手島の長打攻勢で1点を返し、反撃の狼煙をあげます。6回からは、主戦・古川が吉田の後を継ぎますが、おそらく万全の対策を講じていたであろう早実打線を抑えることができず2点を失います。しかしながら、7回・8回は5者連続三振を奪い、昨年からの成長と意地を見せ、最終回の反撃を待ちます。
1-6と5点を追う9回表、四番・田中がヒットで出塁し、無死一塁となったところで雷雨の影響で1時間の中断となりました。その後、回復の見込みがないとの判断が下され、翌21日・9時より継続試合となりました。
急な継続再開となりましたが、選手一同は変わらず気合の入った様子で、まずはひと安心。劣勢での再開でしたが、球場入りからプレイボールまで、普段と変わらない雰囲気でした。試合の方は、やはり早稲田実業の壁は厚く、反撃を封じられ、1-6のゲームセットとなりました。
平日のお忙しい中、ご来場下さった先生方・卒業生の皆様には、心より感謝いたします。ありがとうございました。
また、猛暑の中、力強い演奏で選手達を鼓舞し、チームを支えて下さった吹奏楽部の皆様、スタンドで応援をしてくれた野球部員の仲間達、本当にありがとうございました。
そして、この大会に向けて、チームを全力でサポートし、また急な野球部からの要望や継続試合の実施などがあったにも関わらず、心強いご支援・ご声援で、全ての試合でプレイに集中できる環境を整えて下さった、『硬式野球部・父母会』の皆様には、心より御礼申し上げます。『勝利』という形で感謝の気持ちをお返しすることはできませんでしたが、皆様のご支援・ご協力のおかげで選手一同、悔いのない戦いができました。2年ぶりの『ベスト16』という成績は、父母会のご支援・ご協力あっての結果でありました。本当にありがとうございました。
この試合をもちまして、3年生部員達は現役を引退することとなりました。
実力校・農大一高、難敵・聖パウロ学園に勝利し、シード校である強豪・早稲田実業高校までたどり着き、立派に戦い抜いてくれました。神宮球場まで勝ち上がれず、悔しい結果ではあると思いますが、『チーム一丸の日学野球』を実践し、2年生・1年生に堂々とバトンを渡してくれました。2年ぶりの『ベスト16』は、ベンチ入りしたメンバーだけでなく、全ての3年生が入学から今日この日まで努力を続け、チームを鍛え・作り上げてきた結果・成果です。本当にお疲れ様でした。
2年生・1年生部員達は、既に新チームをスタートさせ、秋季大会に向けてより一層の努力・精進を誓っている次第です。
今後とも、日本学園硬式野球部を宜しくお願いいたします。