3年前の春、緊張して学校に向かいました。多少の差はあれど、君たちも同じ気持ちだったのではないでしょうか。今回担任としてクラスを受け持つのは12年ぶり。
正直言って大変でした。そこの君。胸に手をあてて思い出してごらん。
あんなこと、こんなこと、あったでしょう。
君たちも同じですよね。逃げたいこと、あったんじゃないかな。
でも、3年間悪い事ばかりではなかったはず。気の合う仲間たちとくだらない話をして笑ったこと、そのなにげない毎日が君たちの高校生活を彩っていたはずなのです。その日常こそが愛すべき時間だったはずなのです。
卒業生を出すということは、オオゴト。オオゴト=大事なこと。
だから大事な君たちに言います。どうかその大事な人生を、大事に生きていってくださいね。これから出会うモノやコトや人。すべてがあなたの可能性につながっているはず。その可能性という名前の道が沢山あるからこそ、悩んだり不安にもなるでしょう。でもそんな時は、自分の内なる声に耳を傾けて。
4月から新しい世界へ歩き出す君たちを心から応援しています。