中学受験の方へ 高校受験の方へ 在校生・保護者の方へ

職員室リレートーク

この記事は1年以上前の記事のため、内容が古い可能性があります。

「今だからこそ考えてみよう」 伊藤先生(高校1年・国語科)

投稿日2020/4/28

 皆さんこんにちは。高校1年の国語総合と古典を担当する伊藤悟史と言います。

 COVID-19によって世界中が大変なことになっています。皆さんも3月卒業前の学校が急に休校になったり、卒業式が簡略化されたり、自宅で待機するように要請され行動を制限されたりしています。そして今期待や不安を胸にしているだろう高校生活も、スタートが延期されることになり、残念ですが皆さんと会えることができない状況になっています。

 つまり、「当たり前」のことがいきなり奪われた生活を送らなければならない状態が続いています。これはとてもつらいことだと思います。
 しかし、このような時だからこそ、感染には十分に気をつけながら、今まで当たり前すぎて考えもしなかったことについてじっくりと考えてみてください。行けなくなった今だからこそ学校って自分にとっていったいどういう意味があるのか、思うように会えない友達だからこそ、自分にとってどういうものだったのか。また、自宅で過ごすことが多くなり、家族についても気づいたことや考えたことがたくさんあるのではないでしょうか。そのような周囲に当たり前のようにあった様々なものに目を向けてとらえ直してみてください。
 さらには、このような危機だからこそ、国や政治が私たちに何をしてくれているのか、その中で、国や政治は自分たちにとってどのような意味があるのか、また逆に自分は社会に対して何ができるのか、そのようなこともぜひ考えてみてください。

 これまで当たり前であったものについて自分で考えてとらえ直し、自分との関係を結び直す。これはとても大切なことです。皆さんだけでなく私たち全員に課された課題だと思います。本校には創発学という学びがあります。この状況が落ち着いて、この課題について一緒に語れる時が来るのを楽しみにしています!

トップページ
Page top
中学入試
高校入試