季節はすっかり青葉の頃ですね。自宅中心の生活が長く続いていますが、皆さん、どんなふうに過ごしていますか。それなりに居心地よく、伸び伸びと過ごせている人もいるかもしれませんね。一方で、制限のある生活に、じわじわと疲れや不調が出てくる頃でもあります。先が見えず、インターハイなどの大会が中止になるなど、楽しみや目標を奪われていくように感じる人もいるかもしれませんね。今、日本全国の多くの中学生・高校生が、同じようにガッカリしたり、自分の進路について不安になったりしていることと思います。それでも皆さんが辛抱強くガマンを続けているからこそ、多くの命が守られています。
ストレス状態が長く続くと、私たちの心には、さまざまな変化が起きてきます。不安や恐れを強く感じやすくなります。いつもよりも視野が狭くなり、自分や他人に対して怒りや不満、嫌悪を抱きやすくなります。他人に対する怒りや嫌悪は、差別や偏見につながります。このような変化が蔓延すると、ウィルス感染による身体の病気と同じくらい、私たちの心や社会を不健康にしてしまうのです。
自分の心の健康を保つためには、まず日常生活のリズムを大事にしましょう。よく食べて、よく寝てくださいね。家族や友だちと電話やメールで話をしましょう。テレビ電話も楽しいですよ。励ましあい、応援しあいましょう。そして、あなたの身体の声、心の声に耳を傾けてみてください。ちょっと自分、いつもと違うな、どうしたらいいんだろう…と感じたら、相談室まで電話くださいね(学校に電話して相談室につないでもらう)。5月14日(木)・20日(水)・27日(水)10~16時まで相談室を開けています。以下のサイトも参考になりますよ。このガマンの時を共に乗り越えて、身体も心も元気に、また皆さんと再会できることを願っています。
(作成:Covid-19子どものサポートチームA/代表:秋冨慎司・冨永良喜)
チェックリストと新型コロナウイルスへの心のサポート学習のサイトです。
(作成:日本赤十字社)
体だけではなく、心を守り、社会を守るための心構えを伝える絵本アニメーション。
保護者の方へ
休校期間中、お子さんの生活や学習について気にかけてくださり、本当にありがとうございます。休校および外出自粛が長期間に渡り、大人の方も、ガマン疲れや先行きへの不安が高まる頃かと思います。お子さんの現在の生活や学習の様子などを見ていて、保護者の方ご自身がイライラしたり焦ったりする気持ち、しんどさなどを感じたら、ぜひ相談室までお電話ください。ちょっとグチをこぼすことで、また頑張れること、あると思います。5月14日(木)・20日(水)・27日(水)10~16時まで相談室を開けております。