図書委員には最初の集まりのときに自己紹介シートを書いてもらっています。質問内容は過去に図書委員を担当したことがあるかとか、得意なことなどです。このときの回答をもとにして、当番でなるべく得意なことを活かせるような軽作業を担当してもらっています。
今年度は得意なことで「写真をとること」と「イラストを描くこと」と回答した委員が多かったので、せっかくだから何か活かせることはないかと考えた結果、貸出用のしおりや図書館だよりで空いたスペースなどに作品を使わせてもらうことにしました。
イラスト用の原稿用紙を作って当番に来た委員にその場で描いてもらったり、委員のタブレットを使って校内のエモい写真を撮ってきてもらったり(人物が映らないように注意しています)という、けっこう無茶ぶりをしてしまいましたが、得意なだけあってすぐ完成させてくれました。写真はタブレットから転送してもらい、ありがたく使用しています。
転送のやりかたが分かったので、今後はイラストも原稿用紙を使わずに直接タブレットでカラーイラストも描いてもらおうかと考えています。図書委員のみなさん、2学期もよろしくお願いします。
さて、図書委員つながりで、図書室の蔵書から米澤穂信著『本と鍵の季節』を紹介します。
主人公は高校2年生の男子図書委員2人で、探偵と助手というよりは探偵のコンビのようなキャラクターです。2人はなぜか学校内のちょっとした問題を解決することになります。短編小説を収録しているので、読みやすいと思います。同じ著者の作品『氷菓』シリーズもおすすめです(こちらも主要キャラクターに図書委員がいます)。ぜひ読んでみてください。