11月4日(月祝)、第2回東京都高等学校ボードゲーム選手権が行われました。本校講堂を会場とし、中央大学杉並、東京実業、堀越、武蔵、獨協および本校の6校12チーム(ワイルドカード含む)が参加しました。
本校からもA、Bの2チームが出場し、モノポリー、カタン、カルカソンヌの3種目の団体戦で勝敗を競い合いました。
今回はモノポリー参加希望の生徒が複数いたことや前回の結果を振り返り、ABともモノポリーとカタンには複数のメンバーを配置しました。カルカソンヌは参加者を募ったところ希望者がいたので単独にはなりますがABそれぞれにメンバーを配置しました。
朝の会場設営では9時前に来校されたところもあり、テーブルのセッティングなどのお手伝いをしてくださいました。おかげで設営だけでなく片付けもスムーズにすすみました。この場をかりまして参加校の方々に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
さてゲームの方ですが、モノポリーとカタンは4ゲーム、カルカソンヌはリーグ戦5ゲーム+順位決定戦(スイス式)2ゲームの計7ゲーム行いました。顧問はモノポリー部門のジャッジを務めましたが、違反行為によるジャッジの介入はなく、プレーヤーの中高生はきちんとプレイしていました。カタンやカルカソンヌもそうでしたが、昼休みの間でも集まって練習ゲームをプレイする生徒も見られ(本校生徒はやはりモノポリーでした)、1日を通してだらけた様子もなく意欲的に取り組んでいる様子が随所に見られました。
生徒がモノポリーのをプレイしている様子も見ましたが、多くの場面で自分から積極的に交渉を持ち掛けるケースが見られ、それを通して他校の生徒とコミュニケーションを取っている様子が感じられました。ゲーム外でも他校の生徒にモノポリーについて説明している場面も見られ、昨年度からまた一歩成長した様子がうかがわれました。
さて結果ですが以下のような形になりました。
Aチーム:総合4位(モノポリー3位、カタン6位、カルカソンヌ9位)
Bチーム:総合7位(モノポリー5位、カタン9位、カルカソンヌ7位)
※参加チーム数:12(ワイルドカード含む)
モノポリーは残念ながら前回のように賞状獲得はなりませんでした。話を聞くと警戒されているのか本校生徒との交渉になかなか応じてくれなかったり、他のプレイヤー同士の交渉がアンバランスで打つ手がなくなってしまったり、ということもあったようです。多人数でしかも交渉がからむと時としてこういった状況も起こりえますが、そういった中でどうやって自分のペースに持ち込むかも課題といえそうです。とはいえ、そういった状況でもモノポリー勝ちできたゲームもあったのでプレイングスキルは部内戦や外部の大会を通して少しずつではありますが上がってきていると思います。
カタンはAチームが高校生、Bチームが中学生のコンビになりましたがゲーム経験値の差がそのまま出た感じになりました。Bチームで出場した中学生にとっては周りが全員高校生という展開になりましたがその中で揉まれるのもいい経験になったのではないでしょうか。
カルカソンヌは出場した2人ともほぼ初めてといった状態でルールの把握から始めました。短い時間ではありましたがルールをよく理解できたと思います。リーグ戦ではかなり苦戦しましたが順位決定戦では最後勝って終われたのは良かったかなと思います。
6月の交流大会とは違い、「競技」という側面が強いイベントですが、部員は一日通して(設営・片付けも含めて)きちんと活動していました。他校の生徒とも話している場面もあり、またよい経験を積んだのではないかと思います。ボードゲームを通してコミュニケーションや思考力、判断力といったものが身についてくれればと思っています。