2021年11月に日本選手権関東地区予選が実施され、高1(当時)のY君が全国大会の出場権を獲得しました。しかしその後特に年明けにコロナがまた流行し、地区予選も一旦ストップ。全国大会の開催も危ぶまれましたが3月に入ってから下火になり、どうにか開催することができました。(2月に予定されていた東北地区大会・九州地区大会は21年度は中止になりました)
会場は銀座にある舘田珈琲店2階のスペースで行われました。当然感染対策もきっちり行い、見学者も制限しての開催です。21年度も一部テーブルの様子をライブで会場に来られない方々に配信されました。
3/20(日)には前日イベントが行われ、大会に出場する人を中心にモノポリープレーヤーが集いました。イベントの中には初めてあるいはプレイ歴が浅い人もいましたがベテランの方のアドバイスもあって楽しそうにプレーしていました。本校も全国大会に出場するY君を中心に高校生がイベントに参加しました。
(イベントの中で全国大会の出場権をかけた大会があり、顧問はそこで出場権を獲得しました)
3/21(月祝)が大会本番。Y君も前日イベントでだいぶお疲れ?の様子でしたが準備は万端。ゲームに臨みます。
今回は「大河ドラマ50」版発売10周年ということで全てのテーブルで大河ドラマ版を使用しました。また、途中で大河ドラマ版を製作された方も来場され、製作当時の様子もお話してくださいました。
2ゲーム目、Y君と顧問が同卓になりました。(他にY君と同じく関東地区予選枠のAさんと2020年度日本チャンピオンのBさんが同卓になりました)序盤はAさんと顧問が交渉をすすめるもののまとまらず、中盤にBさんと顧問の間で交渉が成立し顧問がオレンジ7軒でスタート。その後Y君とAさんの交渉が成立しますが現金が動かなかったことでY君はライトパープルを11軒で始めることができました。その後ライトパープルに他の人が止まり(顧問も「刑務所見学」のマスから4を出して900両をアシストした…ということにしておきましょう)Y君がモノポリー勝ちを収めました。
2ゲーム目が終わった後に決勝進出者2名が決まりますが2ゲーム目でモノポリー勝ちをした人がY君入れて3名。プレーオフの結果Y君は見事に決勝卓への進出をはたしました!
決勝卓では序盤でイエローがそろい、イエローを誰が持つのかが最初の焦点に。結局半ば押しつけられた?形でY君がイエローを持ち、ダークブルーやレッドもそろい中盤でいわゆる「殴り合い」に。Y君は家の建っているマスを見事に乗り越え、そうこうしているうちにイエローにも客が入り、イエローにホテルまで建てます。最後の2人まで残り、十分チャンスはありましたが、奮闘かなわず相手のレッドのホテルに入ってしまい、最終的に破産となりました。
一時は日本一も見えていた感じもしましたし、最後までよく粘りました。最後は残念な結果になりましたが日本で2位というのは十分に誇れると思います。
Y君に感想を書いてもらいました。
今回のモノポリー日本選手権本戦とモノポリーナイトは自分のモノポリー人生において大きく成長できたと感じています。前日のモノポリーナイトでは、9時間ほぼ続けて試合ができて、色々な人と対戦して、部内戦では計り知れないほどの経験値を得ることができました。当日の本線では1試合目はい色々な要因が重なりスムーズに試合が進まず勝者なしでしたが、2試合目は先生と2020チャンピオンの日向さんそして関東予選のもう1人の入賞者の方と対戦をしうまく立ち回ることができ、勝つことができその後のプレーオフ(ダイスでGO)で決進出を決めてとても安心しました。3試合目の先生の戦いはどうにも苦しい戦いでしたが後ろで見ていて勉強になりました。
自分より皆年齢もキャリアも経験も上、そのような中で最後まで粘ることができました。ゲームのスキルはもちろんのこと、今回の大会でいろいろな方がY君に声をかけてくださいました。そういった経験もY君の中で後々大いに役立ってくれることでしょう。Y君の長所はいろいろな局面や経験から学ぶ吸収力ではないかと思います。
Y君をはじめ、部員の皆さんには「勝利を目指して努力する」ことと「様々なリテラシーを身につけ、人間として成長する」ことを今後とも忘れないでほしいと思います。他の部員にも今回の結果は大きな刺激になったと思います。これからも楽しく真剣に取り組んでいきましょう!