年明け1月8日に2022年度モノポリー日本選手権が行われ、関東地区予選で権利を獲得したK君が参加してきました。また、2021年度卒業生のI君も東海地区予選で権利を獲得し選手権に参加しました。
会場は大阪の「タカラベルモントショールーム/TB-SQUARE」。タカラベルモントは美容品関係メーカーの大手で、2008年に発売された「モノポリー大阪版」の土地にも収録されています。今回はタカラベルモント様のご厚意で前日イベントおよび本大会2日間にわたり日本選手権の会場として提供してくださいました。
↑大阪版のボードです。タカラベルモントは左下、ライトブルーの真ん中にあります
↑会場のタカラベルモントショールームTB-SQUARE。美容関係の機器や化粧品などを展示しています。
昔の髭剃りなどの展示もされていました
↑今回は場所も広めのため、見学も可となりました。近くにきた方がゲームの様子を見る場面も
見られました。
↑2025年には大阪・関西万博が開催されます。タカラベルモントはパビリオンを作って参加する予定との
ことです。
今回の大会フォーマットは、最初の2ゲームを行いそこでモノポリー勝ちした人の中から2名が一足先に決勝進出。第3ゲームで残りの人の中からモノポリー勝ちした人の中から2名決勝進出という形です。ゲーム時間は第1ゲームが70分、第2~3ゲームは60分。部内戦では普段75分で行い、モノポリー決着もあまり見られませんが、今回はモノポリー勝ちをしないと意味がありません。時間も短いため普段よりもスピーディーな提案や交渉が求められます。司会の岡田豊さん(2000年世界選手権チャンピオン)からも「スピーディーな交渉を心がけてください」と開会式でコメントがありました。
さて、3ゲーム戦っての結果はどうだったでしょうか?K君に感想を書いてもらいました。
今回モノポリー日本選手権全国大会に参加しできました。試合は三試合行い生存、破産、破産であまり良い結果にはなりませんでした。
敗因の原因の多くは救済の時に周りの状況の把握不足や相場感覚の見誤りなどもっと落ち着いて考えれば回避できそうなミスが多くとても悔しいです。また一試合目と三試合目はそこのミスがなければ勝ち筋があったようでやってしまったなと思いました。
しかし今回自分の盤面把握力の低さが改めて確認できたのでそこを改善して行けるように意識して普段の部活でのプレイをして行こうと思いました。
ここまで試合の話をして来たのでここからは会場について話して行きます。今回の大会は大阪のタカラベルモントで行われ、弾丸で大阪に行ってきました。弾丸でいったため朝3時頃に起きて6時頃の新幹線に乗って大阪に行き大会が17時頃に終わり、19時前位の新幹線で帰りました。そのため全く大阪を楽しめませんでした。行く前は泊まるのは面倒だな、と思って弾丸にしたのですが行ったら大阪の日本橋などに行きたいと思ってしまい前日に大阪入りして泊まって帰ってくれば良かったと後悔しました。なので今のうちにここで言っておきます。モノポリー部の後輩で今後全国行きになって会場が大阪になったら弾丸で行くのはやめましょう。(※)
書いていたら会場の話でなくなってしまいました。会場のタカラベルモントは美容院の椅子などのショールームになっていてとてもきれいでここでモノポリーをやっていいのか?と思いました。
今回の大会はプレイミスも多くとても悔しかったですが高校2年の最後に全国大会に参加できてよかったです。
〔顧問より〕
中学入学時からモノポリー部に入部し、大会にもほぼ全て出場。高校に入ってからは大会の決勝卓に座る機会もありましたがなかなかチャンスが巡ってきませんでした。昨年の関東地区予選の直前、2021年度の日本チャンピオン金谷さんが来校された際にはいろいろ質問もしていました。苦節5年?なのかはわかりませんが、顧問から見て今までの積み重ねがようやく報われた感じがしています。
1ゲーム目、最終的にはダークブルーに家を建てることになったのですが中盤で江崎グリコ3件で1400萬円のレンタル料を取ってからは有利な状況になるもモノポリー勝ち成らず・・・大会終了後の振り返りでは「大きく局面が変わるとき(家を崩すほどのレンタル料の支払い、仮破産etc)の立ち回りを習得しないといけないですね」という話も出ました。
モノポリーはダイスを使う以上一振りで状況が一変することはままあることです。自分の番でなくとも突然チャンスが巡ってきたり局面が大きく変わることもあります。そういう状況のときにどういう条件を提示するか、どこまでの条件ならば受け入れるのかを思い浮かべておくことは大切です。(そういう顧問も上手くいかないことの方が多いですが・・・)
今回の全国大会出場はいい経験になったことでしょう。モノポリーも含めてこれからの勉強や生活面でも今回の経験を生かしていってほしいと思います。
※大阪まで新幹線で3時間以内で行けるようになったとはいえ一日イベントでの日帰り強行軍はさすがに大変だったかなと・・・