6/11(日)、モノポリー部が加盟している東京都高等学校ボードゲーム連盟の総会および交流大会が国立オリンピック記念青少年総合センターで行われました。
総会は顧問および賛助会員のみでつつがなく進行。交流大会は午後からで、部員は交流大会に参加しました。
連盟を立ち上げたばかりの交流大会は参加校は数校で参加した生徒も数十名という小ぢんまりしたものでしたが今回は生徒の参加人数が100人を越え、さらに静岡県から参加した学校もありました。今回の参加校は以下の通りです。
正則学園高等学校ボードゲーム同好会
中央大学杉並高等学校思考ゲーム研究会
一ッ葉高等学校立川キャンパスボードゲーム部
朋優学院高等学校ボードゲーム部
武蔵高等学校中学校卓上遊戯同好会
城北埼玉高等学校ボードゲーム同好会
東野高等学校RPG同好会
神奈川県立横須賀大津高等学校ボードゲーム部
静岡聖光学院高等学校自然科学部ボードゲーム班
日本学園中学校・高等学校モノポリー部
また、連盟に多大なる支援をしてくださっています賛助会員の企業もあります。こちらに名前を挙げさせていただきます。厚く感謝申し上げます。(五十音順)
株式会社アークライト様
株式会社ホビージャパン様
株式会社ホビーベースイエローサブマリン様
カフェ&ゲームバーことぶき様
メビウスゲームズ様
↑交流大会直前の様子。広めの部屋だったのですが生徒だけで結構埋まっていました
交流大会の最初は各学校の活動について1分程度のプレゼンをしてもらいました。部に昇格したところやゲームマーケットに出展したところ、自前のゲームを作成したので賛助会員様の企業に持ち込んでみますといった発表もありました。ボードゲームのクラブといってもいろいろな活動スタンスがあるのがわかります。
1分プレゼンが終わり、諸注意のあと実際にゲームを始めました。
↑始まる前の待ち時間の間に本校の生徒が高輪ゲートウェイ(顧問私物)をやっていました
↑実際に始まると学校など関係なく皆様々なゲームをプレイしています
↑『カフーツ』をプレイ中。協力ゲームといえば『パンデミック』がまず思いつきますがそれ以外でも遊びやすいゲームが出てきています
↑『高輪ゲートウェイ』。とんでもない長さの駅名が完成しています
↑『×ING』(「バッティング」と読みます)それぞれの思惑が交錯する中多くの宝石をつかみ取ることができるでしょうか?
↑こちらは初心者向けテーブルでカルカソンヌをプレイ中。中大杉並高校の生徒がインスト(=説明)をしてくれました。盤面は序盤でこれからといったところ。
↑モノポリー初心者向けテーブル。日本選手権決勝進出経験者でもある本校の部員が華麗?なインストを展開中
↑こちらは企業試遊卓。ボードゲームカフェの店長やボードゲームメーカーの方など、ボードゲームの「プロ」のインストを体験できます。説明の仕方は顧問も参考になる点が多いですね
↑『ナショナルエコノミー』。(顧問私物)ワーカープレイスメントの名作です。どうやら資金繰りが思うようにいかず借金を背負っている会社(=プレイヤー)がいるようです
交流大会は3時間程度でしたがあっという間に過ぎていきました。普段はモノポリーのみやっているのですが、違ったゲームをして新鮮な気分になれたのではないでしょうか。他のゲームでの考え方がモノポリーのプレイに役立つこともあります。部員にとっていい体験になればと思います。
以下、参加した部員の感想から一部紹介します。
M君(中1)
いろんな学校の方々と一緒に様々なボードゲームが出来て楽しかったです。 またこのような企画があったら行きたいです。
O君(中1)
他校の生徒の人たちと遊んだことがあったり見たこともないボードゲームや一度遊んだことのあるものなど幅広いジャンルがありいい経験になった。
Y君(中1)
モノポリー部に入って最初の外部の企画でした、名前は覚えていないけど、宝石のゲームが面白かったです。もっと他のこういった企画系の物にも参加したいし、モノポリーの本格的な自分の力量を試す大会にも出てみたいと思いました。
E.K君(高1)
交流大会では初めて見たボードゲームが色々でき、他校の人とも楽しくできたため凄く良かったと思う。遊んだゲームの中ではポーカーと大富豪が合わさったようなゲームがデザインも良くとても楽しかった。次は今回よりももっとたくさんのゲームで遊びたい。
I君(高1)
ただゲームをすると言っても多種多様なものがあり、自分が遊んできたものがあまりに少ないことをよく知ることになった。また、ただゲームをするだけではなくそれを通して他者のコミュニュケーションが取ることができたりするなど、かけがえのない体験だったと強く思う。
【顧問より】
新入部員の感想です。初めての学校外のイベントですが、物怖じせず他校の生徒と交流できたようですね。モノポリーの大会もあるのでぜひ腕試しをしてみましょう。
※「宝石のゲーム」→×INGかそれとも宝石の煌き?
※「ポーカーと大富豪を合わさったようなゲーム」→Lexio?
C.K君(高2)
プレイしたゲームはdominion(ドミニオン)という作品だけでしたが、他校の人が丁寧になんども教えてくれたので、ゲームのルールだけでなく、面白さも理解できました。カードのみでまわすゲームというのは、プレイ方法が複雑で覚えるのが難しいと思っていましたが、カタンのように少しやれば慣れるようなゲームだったので、今後も部活でやっていきたいなと思います。 交流大会に行く意味は充分にあると思えた1日でした。
【顧問より】
ドミニオン、基本セットが必要なのですがなかなか見つからないのですよ(泣)拡張はあるのですが…
それはともかく、ドミニオンはカードゲーム系、デッキ構築系での名作です。いわゆるTCGっぽい面もあるので(←なので顧問は割と好み)カードゲームが好きな人は合うのではないかと。
動きが複雑なゲームはいろいろありますが一旦理解すれば理解度は高いと思うので夏休みに様々なゲームをやってみるのもいいかもしれません。それがモノポリーのプレイングにもいい影響を及ぼすと思います。
M.N君(高3)
今回の交流大会で私は、他校の人との関係性をより深めていく事ができたと感じました。一度も遊んだことのないゲームを他校の人とプレイすることはとても新鮮に感じました。高校生活ではこう言った体験は最後になると思うので、これからに活かしていきたいです。
【顧問より】
高校生同士だからできることというのはあると思います。他校の生徒とつながりができることでより視野が大きくなってくれれば顧問としてもうれしいですね。めったにできない経験だとおもいますので今後の生活や学習に役立ててください。
S君(高2・部長)
6月11日(日)に参宮橋にある青年オリンピックセンターにて東京都を始めとして、埼玉県、神奈川県、それに静岡県の学校さんとボードゲーム交流会をしました。5分から遊べるゲームがあったり30分、1時間と幅広く、初めて見るようなものがたくさんあり、あっという間な3時間を過ごすことができました。特に『ドミニオン』というゲームはルールが単純で気づいたら1時間もやってしまいました。終わった後に友達と「これ、にちがくにも欲しいね」と言い合ってしまうくらい楽しかったです。 今回はこのような会を開催して頂きありがとうございました。
【顧問より】
部長には部の代表として1分プレゼンの発表もしてもらいました。緊張しているのが間近でみてもわかりましたが良い経験になったと思います。プレイしたのはどうやらドミニオンがメインだったようですがそれ以外のゲームも遊んだようです。部長としていろいろお願いすることも多いと思いますがぜひ部を引っ張っていってください。
〔顧問雑感〕
・交流大会の進行を担当しましたが、進行席からみて部屋の大半が高校生で埋まっているのは壮観でした。
・静岡聖光学院さんの紹介時に会場からどよめきが。高校生ボードゲーマーの結びつきはこちらの想像を超えて広がりをみせているようです。
・途中、高校生部員(前部長)から「将棋の『次の一手』のような問題(?)があるといいですね」という話が。部が続いていくとこういうアイデアも出るものだなと。少しずつ伝統と経験が積み重なっていくのを感じます。