先日、中学職員室に保護者の方が見えて、とっても嬉しいご依頼を頂きました。毎春、「3学年 保護者合同茶話会」を中学のPTAの方が主催して下さり、教員もご招待頂いているのですが、その「焼き菓子」を同好会にオーダーして下さいました。
「文化祭の焼き菓子、売り切れて買えなかったよね、とPTAで話題になって!デパートで買ったものより先輩たちの手作りで、新しい保護者の方たちをあたたかくお迎えしたいなって。いかがでしょうか?」と。
まぁ、なんて嬉しい・・・。感激のあまり言葉が出ませんでした。発足1年足らず、そんな素敵なご依頼を頂けるなんて!
5月までみんなでたくさん試作して、美味しい焼き菓子お届けしますね。
「フロランタン」と「フィナンシェ」を考えています。どちらもフランスのお菓子です。
「フロランタン」はこちら。
薄いビスケット生地を焼いてから、スライスアーモンドをキャラメリゼしたフィリングをのせてもう一度焼きます。
かなり日持ちもしますので、毎週焼いてしまう常備菓子です。ひじき煮やカレーのように、作り置きしておくと安心な焼き菓子。
アーモンドのタンパク質、レーズンのカリウムや鉄分、そして糖質・脂質。よく考えたら栄養バランスもいいエネルギーバーですね。
ラム酒漬けのレーズンはお好みもありますから、今回は抜いて焼きますね。
「フィナンシェ」はこちら。フランス語で「金融家」の意味があり、専用の「フィナンシェ型」の色や形が「金塊」に似ていたことから、と言われています。パリの菓子職人が考案し、金融街から広まった、とも。
「フロランタン」は、焼きすぎたとしてもカリカリビスケットで美味しいので、ボトムとフィリング各20分ずつオーブンへ入れたら鳴るまでのぞく必要がないのですが、「フィナンシェ」は焼きすぎてはいけないお菓子です。
10分過ぎると・・・13分~18分くらいの間でしょうか・・・オーブンから目を離せないので、少し緊張します。
ブロッコリーを茹でたり、唐揚げを揚げたりするときのように「余熱」がポイントの薄さなのです。
少し早いかな・・・というところで上げたブロッコリーは、余熱で絶妙な歯ごたえになりますね。
表面にいい焼き色がつき、ふちがカリカリしてきたらオーブンから出します。乾燥しないように、乾いた布巾を被せて、しっとり冷まします。「フィナンシェ」はバターケーキですので、焼きたてよりも翌日以降バターが室温になじみ、5日目くらいまでしっとり美味しく頂けます。新鮮なお肉もいいけれど、よく熟成したお肉を焼くと実はとっても美味しいのと同じでしょうか。
「焼き菓子」は魅力的です。
冷蔵庫で場所を取ることもなく、時間と勝負でいたみを気にすることもなく、栄養バランスもいい。手を伸ばせばcoffeeの隣にいつもある「焼き菓子」は、私の心と体の栄養源です☆
お忙しい毎日、茶話会ではホッと一息ついて頂けるようみんなで心を込めて焼きます☆来月、楽しみにしていて下さいね。
いつも本校の教育にご理解ご協力頂きまして、心より感謝申し上げます。