為替株式学習部の高校3年生4名が3月6日に巣立ちました。現在の部員はこの4名しかいないのでとても寂しくなります。
例年ですと、参加する大会では部員からのアイディアが全く出ることなく顧問として提案のほとんどを提示することも多かったのですが、彼らは自分たちでよく話し合い、身近な社会問題を見つけて解決方法を練る方法を身につけました。
町田市役所にインタビューに出かけ「街の過疎化対策として、オリンピック・パラリンピック観客収容施設に」するアイディアは両社がWin-Winとなる素晴らしものでした。入賞などの結果は出ませんでしたが、学園祭でも多くのクイズを作成するなど工夫を凝らしとても充実した3年間でした。英語の授業でも3年間ずっと担当して彼らの力がどんどんついていくのを実感できました。素晴らしい部員たちでした。それぞれ経済学部・経営学部・法学部などに進みますが、今まで経験したことを生かして立派な社会人となって、より良い世界のために貢献してしてくれること祈っています。一生懸命考えて出した答えが自分の正解です。自信をもって生きていきましょう。
2021年度入試:為替株式学習部の大学合格実績
明治大学、関西学院大学、同志社大学、専修大学、龍谷大学、日本大学、亜細亜大学、武蔵野大学など
新入生のために部活紹介をする部員たち 作成ありがとう!!
河元亮佑
為替部では4人のクラスメイトと堀越先生と共に活動できたおかげで、とても楽しく有意義な時間を過ごせました。
また、様々な活動を通して多くのことを学ばせてもらいました。その中でも特にSocial Innovation Relayでは社会問題を解決するためのビジネスプランを考えて、実際に市役所といった専門的に問題を扱っている方と会う機会にも恵まれて、自分の進路を考えるきっかけにもなった思います。
そして大学では為替部で得た経験や知識を活かして頑張っていきたいです。3年間ありがとうございました!
>>>為替株式学習部の部長から学校を代表する生徒会長にも就任し、みんなの良きリーダーとしてよく務めてくれました。特に3年生からはどんどんニュースに対する視点が鋭くなり、視野が広くなって知識が蓄えられ、的を得たユニークな意見を出すようになっていました。勉強にも好影響が出てどの成績も右肩上がりとなり、最終的には行きたい学部に行けることになったことは幸せです。将来が楽しみです。
今井勇大
為替部での3年間を振り返って、僕は普通ではあまり出来ないような体験を沢山させて頂きました。例えば、東証でシュミレーションゲームをしてみたり、エコノミクス甲子園に参加し名だたる進学校とクイズをしてみたり、地元の市役所に訪問するなど普段野球しかしてない僕からしたら全てがいつもは味わえない特別な体験でした。この体験を自分の経験に変えるにはこれからの人生で上の様に体験した事、あるいは、zoomで気になるニュースについて話し合った事を糧にしていくことが大事になってくると思ってます。改めて3年間先生そして部員の皆ありがとうございました!
>>>3年生になってから思い切って始めたZoom部活動は思ったよりみんながきちんと参加し、それぞれのニュースを発表しましたが、興味あるニュースがそれぞれ個性的で顧問が知らないニュースを出すことに驚きでした。時には塾の帰り道に歩きながら zoomをオンにして参加したことは思い出深いですね。これからも時間を有効に利用しながら自分を高めていく努力を毎日実行すれば必ず明るい自分の未来に繋がります。関西方面に行くので健康には気をつけて。勿論野球もやって気分転換、身体も鍛えてね!
小林友哉
私は、為替株式学習部(以下為替部)に入って多くのことを学ばせてもらいました。
為替部は、金融関係など多くのことを含んだ部活なのですが、しっかりやると現代社会などの公民で学ぶ用語も、事前に為替部で学習することができました。また、東京証券取引所や日本銀行の見学など普段ならできないような経験もすることができました。様々な大会の出場により、単純な知識の吸収だけではなく、早押しの練習などクイズチックなとこもあり、楽しみながら学ぶことができました。大会の相手が、開成や筑駒などの日本トップレベルの高校なので、そのような高校とも争えて、自分としてはそれがとても身になったと思います。
部活として珍しいので、変な話ですが、野球部やサッカー部などのいわゆるメジャーな部活よりも、他人と話しているときに話のネタになるのも一種の利点かと思います。
為替部を引退するころには、家族がみんな株の話をし始め、正直ついていけないこともあるので、そうならないためにも入部したらしっかり勉強してください。
株や金融の勉強は入試でも将来でも絶対に役に立ちます。実際に立ちました。最後になりましたが、私はこの部活に入ってよかったと思います。
>>>小林とは最後の最後まで英語の勉強をしましたね。英検準一級合格は見事でした。為替部4人で行ったZoomでの英検面接練習も思い出深いものですね。希望大学の英語はとても難題で私たち英語教員でも難しいです。英語の知識だけではなく、社会の知識を結び付けながら英文で表現するなんて、、、。自らの強い意志を貫く姿勢が尊敬できます。部活をきっかけに家のみんなで株の話で盛り上がれるようになったのですから、気分転換で株談義しながら毎日勉強に励んでね。
羽成 佳祐
私はこの部活に最後の3ヶ月程しか所属しておりませんでしたが、経済分野に対する興味は少し持てたかなと思います。経済を学ぶことは世の中の仕組みを学ぶことだと思うので短い期間の活動でしたが有意義な時間を過ごせました。大学でも少しは経済学を学んでみようかなと考えています。この部活で得た知識を忘れずに今後も励んでいこうと思います。
>>>法曹界を目指すにしても分野はいろいろ。多くは経済活動が絡む場合があると思われます。もともとは「凡(およそ)天下國家を治むるを經濟と云、世を經(おさ)め民を濟(すく)ふ義なり」という言葉から来ていると言われる経済も、今日でいう経済学のみならず政治学・政策学・社会学などきわめて広範な領域をカバーしていたようで、まさに羽成の目指すのは「民をすくう」仕事だということですね。頑張れ。