4月4日に行われました、春季東京都大会本選・第1回戦のvs帝京高校は、5−1で勝利いたしました。
新年度のお忙しい中にも関わらず、OB・保護者の方々・学校関係者などたくさんの皆様のご来場、誠にありがとうございました。
日本学園:000 400 001・・・5
帝京高校:000 000 100・・・1
投手:浅井
捕手:澤田
秋季大会の結果により、本校はシード校としての出場でしたが・・・初戦の相手は、何と『帝京高校』!
誰もが知る通り、何度も甲子園に出場しており、優勝・全国制覇も果たしている『全国区の強豪校』です。昨年の夏季東京都大会では東東京を制しており、例年ならば甲子園出場という結果を残しています。
その帝京高校がなぜかノーシードであったのも、高校野球の醍醐味といったところでしょうか。
しかしながら、昨秋での日大二高に喫した『大敗』の悔しさをバネに、苦しい冬のトレーニングを乗り越え、緊急事態宣言下においても、自覚をもって最大限の努力をしてきた選手達は、驚くほど明るく『やったるゼ!』という雰囲気で、この強豪校との一戦に臨んでいました。
帝京高校は『背番号・1』が先発する”本気モード”。簡単に得点することは難しく、逆に帝京打線をどう抑えるかが序盤のテーマとなりました。主戦・浅井の丁寧なピッチングと捕手・澤田の好リードに守備陣の頑張りで、3回を0-0でしのぎ、まずは第一関門突破。
迎えた4回表、長沼・伊藤・浅井・野村の連打と積極的な走塁に相手のエラーがからみ、一挙に4点を先制しました。全て、単打や内野安打でしたが、『帝京のエース』を相手に食らいついていく姿勢はまさに『日学・野球部』そのものでした。
当然、『絶対王者・帝京』がこのままであるはずはなく、主戦・浅井に『甲子園レベルの豪快なスイング』で襲いかかりました。見たこともないような早い打球・高く舞い上がるフライが、ライン沿い・外野のフェンス際に飛んでいきます。
しかしながら、捕手・澤田のより慎重かつ絶妙のリードと、内野・外野陣の『攻めの守備』でスコアボードに『0』を並べ、帝京高校に主導権を与えず、中盤を乗り切り、第二関門突破。
終盤に入り、盗塁をしかけてまで反撃の糸口をたぐろうとする帝京打線に、ついに得点を許しますが、最少失点で切り抜け、いよいよ帝京高校を追い詰めます。
迎えた9回表、髙橋監督は『絶対に1点を取ろう!』と選手達を鼓舞しますが、その言葉通り、またしても『内野ゴロの間に1点』という執念の追加点を奪いました。これは『本当に強くなった。』と実感したシーンでした。欲しかった追加点をもぎ取り、第三関門突破。
そして、最終回の帝京の攻撃。先頭打者がヒットで出塁するも『0』に抑え、27個目のアウトを奪い、ついに最終関門突破。終わってみれば、被安打5は全て単打、失策は『0』という、今の選手達ができる精一杯の内容でした。これは、髙橋監督が常に心がけているチーム目標である『できることをしっかり、最後までやり切る』という、姿勢・野球・闘いを、選手達が見事に実践した結果でした。
この結果により、次戦の第2回戦は以下のように決定いたしました。
岩倉高校も甲子園出場・優勝を果たしている文句なしの『強豪校』です。
次戦に勝利いたしますと、夏の選手権大会のシード権を獲得することになります。昨年度は中止となった『春大会シード』の代替ではありましたが、2年連続の『夏シード』を目指します。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
日時:4月7日(水)・12時30分開始予定
対戦高校:岩倉高校
試合会場:都営駒沢球場