4月7日に行われました、春季東京都大会本選・第2回戦のvs岩倉高校は、延長11回の末、10−7で勝利いたしました。
平日にも関わらず、OB・保護者の方々・学校関係者などたくさんの皆様のご来場、誠にありがとうございました。
日本学園:010 220 001 04・・・10
岩倉高校:000 001 500 01・・・7
投手:浅井-山田
捕手:澤田
第2回戦も、甲子園優勝歴のある強豪・岩倉高校との対戦で、前戦同様、チャレンジャーとして挑むこととなりました。
第1回戦の帝京高校戦から中2日での登板となった主戦・浅井が先発しました。帝京高校を相手に完投勝利をおさめ、気力は充実していますが、体力・スタミナの消耗・回復の見極めがポイントとなりました。
帝京高校に勝利し意気上がる日学打線は、2回に伊藤の三塁打で先制し浅井を援護します。
更に、4回・5回にもクリーンアップの連打などで2点ずつをあげ『5-0』として、岩倉高校の先発投手に続き二番手投手をマウンドから引きずり降ろし、この試合の主導権を握ります。
しかし、このまま押し切れるほど甘くはありませんでした。6回に1点を返し反撃ののろしを上げた岩倉高校は、続く7回にやや疲れの見え始めた浅井に襲いかかり5得点とし、一気に試合をひっくり返されました。
5回途中から登板した岩倉高校の三番手投手を打ちあぐね、反撃のきっかけをつかめない中、浅井の後を継いで公式戦初登板となった山田は8回裏を無失点で抑え、打撃陣の奮起を待ちます。
9回表は1番・木下からの好打順でしたが、つづく2番・吉澤とも出塁できず、二死・走者なしの万事休す。
・・・と思われましたが、この試合の激闘はこの絶体絶命の状況から始まりました。
3番・木村がライト前ヒットで4番・澤田につなぐと、主砲らしい強烈な打球をセンター前に放ち、ベンチが『いけるゾ!』というムードになりました。そして、この日すでに4安打と当たっている5番・長沼のタイムリー・二塁打で同点とし、再び試合を振り出しに戻しました。このクリーンアップの3連打は『帝京戦の勝利を”まぐれ”と言われたくない!』というチームの意地と成長を実感したシーンでした。
9回裏の守備では、一死一塁からのバント処理を捕手・澤田の好判断でゲッツーとし、良い流れで延長戦に突入します。
無死一塁・二塁から始まるタイブレーク形式の10回表の攻撃でしたが、強豪・岩倉高校の落ち着いた守備の前に無得点とされ、『1点取られたら終了』という大ピンチとなりました。しかし、ここでも山田の力投に守備陣が応え無失点とし、1番・木下の好打順から始まる11回表の攻撃を迎えます。
先頭打者・木下がバントヒットで無死満塁とチャンスを広げると、そこから二者連続の死球という意外な形で勝ち越します。ここで頼れる四番・澤田がダメ押しの2点タイムリーを放ち、一気に岩倉高校を突き放しました。
11回裏も山田の力投が光り、”追いすがる岩倉”を1点に抑え、この熱戦・接戦にピリオドが打たれました。
これで、第1回戦の帝京高校につづき、岩倉高校にも勝利し、2試合連続で『甲子園・優勝校』を撃破しました。
就任5年目となる髙橋裕輔監督のもと、これまでも多くの強豪校・実力校と対戦させて頂きましたが、この2試合の勝利は、日本学園・硬式野球部の長い歴史においても特筆されるべき戦績だと思います。
この勝利により、7月から開幕される予定の選手権大会にシード校として参加できることとなりました。
髙橋監督の就任から5年で4度目のシード権獲得で、春大会の代替となった昨年につづき『2年連続の夏シード』の快挙となりました。
しかし、まだ春大会は終わっておりません。第3回戦は以下のように決定いたしました。
関東第一高校も甲子園出場の常連といってもよい、全国レベルの強豪校です。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
日時:4月11日(日)・10時開始予定
対戦高校:関東第一高校
試合会場:都営駒沢球場
《観戦マナーについてのお願い》
とても残念なことですが、本校の応援席・観戦者の中で、特にご年配の関係者と思われる方々が口汚い・下品なヤジ・声援を飛ばしているという報告を受けました。秋大会の無観客制限の違反に続き、このような注意を受けるということは、選手達の熱戦・勝利の価値を大きく損なうことととなり、また学園の評判を大きく落とすことになります。今一度、ご自身の立ち振る舞いを見直し、日本学園関係者らしい紳士的かつ温かいご声援で選手達を後押しして頂きたいと思います。
関係者の皆様のご理解・ご協力をお願いいたします。