「Tokyo Thanks Match」の運営に当たり、高体連の役員の方々及び、審判部、会場高の教職員、生徒の皆様、滞りなく試合が挙行されたことに感謝申し上げます。
にちがく勢は去る10/4に強豪と名高い早稲田実業高校に挑んだ。Best8を賭け、決して譲れぬ大事な一戦とあって部員の漏らす微笑みもぎこちない。午前中は学校で軽く汗を流し、出陣の儀式に志気を高め会場入りす。
気負うことはない、持てる力を100%発揮でき、40分間やり続ければ必ずや、勝機を見いだせると信じるしかない。部員もそう、自らに暗示を掛けていたことだろう。
ファールトラブルに蹈鞴を踏む選手達。歯車も・・・。先週に続き緊迫した内容が続く。前半終わって37-34と僅かながらリード。予断許さず後半戦へ。
3Q 57-61
4Q 64:63(7:50)
66-63(6:58)
66-68(4:12)
66-70(3:42)
69-70 ♯8 3P
69-72(2:04)
74-77(1:12) ♯10 3P
76-77(31.1)
78-77 ♯8 FT 2投in
守って守って、勝つことへの執念が相手よりほんのちょっと勝っていただけ。残り30秒ちょっと。心臓が止まった瞬間ありながらも漸く、試合、終了
2回のギャラリーから応援していた部員達の声が終始、響き渡った「ハンズ・アップ!!!」「ディフェンス!!!」無観客試合が功を奏してよく通る。きっとプレーをしていた選手達も心強かったに違いない。
途中出場の♯15の練習通りのプレー、♯10のここぞの時の3P。この試合はスタートメンバーではない選手のいぶし銀に似たプレーが輝き、勝利に貢献した。
勝って見る世界ってどんなだろう、下克上と言っては語弊があるかも知れないが、下馬評を見事覆したこの一戦。控室に戻った彼らは興奮冷めやらぬ感じ。
一週前の保善戦では残り5.5秒からのレイアップで決勝点。勝って兜の緒を締めよ、と気持ちリセットして早実戦までの一週間。「俺達は東京1、練習してきたんだ」 そして見事Best8に。
監督の下に祝メールやら電話やらひっきりなしにかかってくる。どれほどにちがくは愛されてんだ、と羨ましさと妬ましさが混在する。しばし余韻に浸れ、貴方たちの努力が実ったのだから。自信持ちなさい。貴方たちは不撓不屈の精神で8強入りを果たしたのだから。
11月3日は成立学園戦を控えている。ここに勝たねばWinter cupは・・・。少し、時間が空くが挑戦者の心を忘れずにいざや臨まむ。