G.Wはにちがく勢にとって乾坤一擲、伸るか反るかの大勝負に挑んでいた。4/16から始まった「春季大会兼関東大会予選」、にちがく勢の4/29の初戦に豊島学院、続いて穎明館高校と続き,危なげなくBest 16入り。
5/3はBest 8掛けに日本大豊山高校、4掛けに成立学園高校と両者緊張の一戦。豊山に勝てば関東大会出場の切符を手にする。成立に勝てば東京都1位の目標は夢物語ではなくなる。
それだけににちがく勢には気魄が籠もっている。いたのだが・・・。
豊山のディフェンスに悪戦苦闘。中々突き放せず焦れた時間が続く。試合終了のブザーとともに「ふ~っ」と思わずため息が漏れるほど。でも5年ぶりの関東大会出場の資格を手に入れることができた。
続く、Best4賭けの成立戦。前半は互角の争い。全くひけを取らず、気魄籠もったプレーに目をみはる。「いける?」と誰もが思ったはず。ところが・・・。1点ビハインドで前半を終え、「このまま!」と思ったのも束の間!、3Q中盤から足をつる選手が後を絶たず、身体がついて行かない。4Qに入るとそれは更に悪化し、沈痛な時間だけが過ぎていく。無情なブザーがこだまする。4の壁、高し・・・。疲労困憊、満身創痍。
日付変わって5/4は東海大菅生高校とBest5を賭す一戦。昨日の疲れを引きずったままの試合は苦戦を強いられ、本来のにちがくの姿にあらず。元気がない、勢いがない。終始劣勢で一時、15点差まで突き放される。4Q、終了間際3Pが立て続けに入り、2点差まで詰め寄るもTime up・・・。またも手痛い敗北。うなだれるにちがく勢。
明日は今大会の最終日。対するは保善高校。気持ち切り替えて快勝しよ。今日は早く帰って早く休まれよ。
後のないにちがく勢、前半を終えて35:33。後半で漸く、ギアをチェンジしたか?徐々に主導権を握り始め、19点の差を付けて終わる。
長い大会だった。条件はどの学校も同じなのにこの疲労感は何?私は見ているだけなのにこれほどまでに心身の疲弊半端ないのだから選手、監督のそれは・・・。
目標の半分は叶い、半分は道半ば。過去を大切に未来に繋げようか。でも今は束の間の羽休めをしよっか。おつかれ。
余談。3年生にとって春夏の大会はもう一つ、大事な意味の含んでもいた。実は少し前に素朴で純粋で篤実で実直が武器の某選手が練習中に手の骨折をする怪我を負ってしまった。全治2ヶ月。せめてもの幸いは利き手ではなかったこと。今は選手を支える側に立ち痒いところにも手が届くほどのまめまめしい働きをしてチームを支えてくれている。
どれ程悔しいだろう。表面には出さないが彼の胸中を慮ると・・・。だからこそ今大会とインターハイ予選に込められたにちがく勢の思いは深い。ウィンターカップまで勝ち続け、彼にユニフォームを着せなければならないもう一つの使命を担ったにちがく勢。必ずや必ずや。